エンジンオイルは交換しなくてもいい?オイル交換の必要性について考えてみた

エンジンオイル交換 必要or不要 考察 

記事内に広告を含みます

この記事の著者

運営者(プロダクトデザイナー)

DARADARA

プロフィール

バイク歴7年。職業はプロダクトデザイナー。車用品メーカーで商品開発をしていた経験を生かして記事を書いています!

※記事の信憑性
カスタム・バイク用品系:プロダクトデザイナーとしての知見を使って書いています。
メンテ・整備系:書籍』で学んだ内容をもとに書いています。

★プロフィール詳細
★記事作成に使っている書籍
★Youtube / X(Twitter)

自動車やバイクのエンジンオイル交換は必須?オイルを交換しなかったエンジンの画像から見る、オイル交換の必要性を解説。オイル変えなくても全然走れてるから、別に交換しなくてもいいんじゃない?なんて思っている人は是非読んでみてください。

  • エンジンのオイル交換って必要なの?
  • 全然交換してないけど普通に乗れてるんだけど!

エンジンオイルは交換しなくてもいい?

エンジンオイル交換 必要 不要 

結論から書くと、『壊れたらポイなら交換不要』で『長く乗りたいならオイル交換は必須』です。この記事ではオイル交換の必要性について、私なりの見解をまとめています。

エンジンオイルを交換しなかった場合

出典:https://kobac-matsudo.com/oil190801/

上の画像は定期的にオイル交換をしていたエンジンと、5万kmもエンジンオイルを交換しなかったエンジン内部の比較画像です。オイルを交換しないとこれだけ汚れが溜まってしまいます。これだけ汚れがついていていたら性能が落ちたり、不具合が起きる可能性も高くなります。壊れたら乗り換えるくらいの気持ちならそのままでも良いですが、長く乗りたいならエンジン内部は綺麗な方が良いでしょう。

交換しなくても数万キロは走れちゃう?

エンジンオイル 交換しなかった場合

あれちょっと待って!交換しなくても5万km走れるの?って思いませんでしたか?どうやら最近はエンジンの性能が上がり、エンジンオイルを交換しなくても数万キロは問題なく走れちゃう!なんて事もあるそうです。

海外で、15万kmもオイル交換をしなかったアウディTTが、問題なく走れていたとかいないとか。。

たまたま故障しなかったのか、耐久性があるのかは分かりませんが、エンジンの中は先ほどの画像のようにワニスでべっちょりである事に変わりはありません。そのまま乗り続ければ、遅かれ早かれ問題が起きるでしょう。

ゴミ屋敷に住むようなもの

エンジンオイル 交換 必要性

エンジンオイル交換をしないという事は、部屋を掃除せずにゴミ屋敷に住んでいるようなものです。部屋が汚いからといって直ちに命に関わる事が無くても、綺麗な部屋に比べて病気になる可能性はとても高くなりますよね。要するに確率の問題です。

そもそもなんでオイルは汚れるの?

エンジンオイル 汚れる 理由

エンジンオイルには、潤滑&保護の他に洗浄という役割がありますこの洗浄がオイルが汚れる原因です。燃焼後のススや金属の粉などをエンジンオイルが吸収することでエンジンは綺麗に保たれます。汚れがエンジンオイルの洗浄キャパを超えると、ワニスと呼ばれるヘドロのようになってエンジン内部に蓄積します。蓄積したエンジンオイルでは、潤滑・保護・洗浄すべてができなくなり、エンジンの不調、故障の原因に。

交換不要説は不信感から?

エンジンオイル 交換 信憑性

専門店等で『バイクは3000km / 車は6000kmが交換時期です。オイルは早めに交換を!』なんてオイル交換をすすめる張り紙がありますが、実際の交換頻度は車種によって違います

例えば、最近のトヨタのガソリン車は1.5万km/1年毎が交換目安になっています。このようなお店側の戦略が、オイル交換の信ぴょう性を下げてしまい、オイル交換不要説の原因になっている可能性もあるかなと思いました。狼少年のように。

エンジンオイル 色 黒

出典:http://cleanyourcar.jp/self/self03.html

ちなみにオイルの色も劣化とはあまり関係ないと言われています。黒茶色っぽくなったからといって完全に劣化しているとは限りません。大切なのはオイルの粘度です。新品オイルと使用済みオイルの比較で騙されないようにしてください。

エンジンオイルの粘度について知りたい方はこちらの記事を参考にしてください。
エンジンオイルの粘度って何?表記の見方や違いも分かりやすく解説!外気温は関係ない?

じゃあどのくらいで交換すればいいの?

エンジンオイル 交換頻度

正しいエンジンオイルの交換時期は、自動車やバイクの取扱説明書に書いてあります。まずは愛車の適切なオイル交換時期を把握していれば、ガソリンスタンドや専門店でオイル交換を勧められても断ることが出来ます。基本的に取扱説明書の方法に従っていれば、致命的な故障をすることはありません。

交換頻度は乗り方によって多少変わる

以下のような乗り方をすると、エンジンオイルの劣化が早くなると言われています。これを専門用語でシビアコンディションと呼んでおり、運転方法によってメーカー指定の交換時期よりも早く交換が必要になる場合があります。

  • 一回の走行距離が、7.0km以下の繰り返し
  • 登坂路等の高回転
  • 高トルクを必要とする走行。 未舗装路等の粉塵の多い道路の走行。

エンジンオイルの関連記事

この記事を読んで、やっぱりエンジンオイルを交換しよう!って思った人は、下の記事もオススメです。バイク限定ですが、、。もし気になった方は是非チェックして見てください。

まとめ

  • 長く乗りたいならオイル交換はした方がいい
  • 壊れたら捨てるくらいの気持ちならしないのもアリ
  • 交換頻度は取扱説明書に従おう

さていかがでしたでしょうか?オイル交換についてもし迷われている方は、自分がどれだけその自動車やバイクを乗りたいかを考えてみてください。大きな理由がない限り、正しい頻度でオイル交換をしましょう!それでは今回はここまで。最後までお読みいただきありがとうございます。