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運営者(プロダクトデザイナー)
DARADARA
バイク歴7年。職業はプロダクトデザイナー。車用品メーカーで商品開発をしていた経験を生かして記事を書いています!
※記事の信憑性
カスタム・バイク用品系:プロダクトデザイナーとしての知見を使って書いています。
メンテ・整備系:『書籍』で学んだ内容をもとに書いています。
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自分で車やバイクの傷を消したい!本記事では車やバイクのボディーについた小さな傷や汚れを、コンパウンドで消す方法と使い方を紹介。作業前と作業後の比較あり。洗車キズ、小キズで悩んでる方、新車の輝きを復活させたい人にオススメの内容です。
- 洗車キズや小さなキズって消せる?
- コンパウンドってちょっと怖い。素人でも簡単にできるの?
- オススメのコンパウンドは何?使い方は?
コンパウンドで愛車のキズを消す!
どうもdaradaraです。今回のテーマはコンパウンドを使った『車のボディーやバイクのタンクの傷を消す方法』です。コンパウンドと聞くと身構えてしまいますが、初心者の方でも自宅で簡単にできる方法なので、小傷や洗車傷が気になってる人は是非参考にしてみてください。
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消せる傷と消せない傷
残念ながらコンパウンドでも深い傷は消せません。上の画像はコンパウンドの仕組みを表したものです。コンパウンドは極々細かい粒子を使って、クリア層の表面をほんの少し削るので、大きな傷や深い傷が魔法のように消えるものではありません。洗車では落ちない汚れ、くすみ、洗車傷などは綺麗に消すことができます。
向いてるもの | 向いてないもの |
擦ったような傷や汚れ 洗車キズや小キズ 薄っすらとしたくすみ | カッターで切ったような傷 下地までいったキズ 太陽光に当てて見える円状の小傷 |
使ったのはソフト99の液体コンパウンド
今回はソフト99の液体コンパウンドセットを使いました。3種類の研磨剤とスポンジ3つが付いたお得セットです。研磨剤は沢山ありますが、Amazonでかなり評価されている商品だったのでこれを使っています。
1本あたりの大きさはタバコの箱と同じくらいです。バイクなら1本で十分足ります。車全体をやるには少し足りないかも?ってくらいの量かもしれません。
使っていい場所 | 使っちゃいけない場所 |
塗装部品 | 劣化した塗装面、タイヤ、ゴム、レザー、ガラス、ミラー、樹脂メッキ |
コンパウンドで傷を消す方法!
- 洗車と拭き取り
- 初めは細かい方で磨く
- 白っぽさが消えたら拭き取り
- 傷が消えなければ番手を下げる
さてさていよいよ作業開始です。やり方の手順は上の通りです。検証には愛車FTR223を使いました。バイクでも車でも、やり方は変わりません。初めは目の細かい方から使って、消えなければ番手を下げていき、傷が消えたら番手を上げて作業完了です。
Step1:洗車と拭き取り
まずは埃や砂を落とすために洗車をします。砂や埃が残ったままやると傷の原因になってしまうので、念入りに洗い流しましょう。水分が残っていると上手に研磨できないので、しっかりと拭き取ってください。
Step2:最初は細かい方から
まずは9800番の鏡面用を使います。いきなり3000番でやってもいいんですけど、9800番で落ちる傷だったのに、3000番でやってしまうと塗装面を無駄に削ってしまうことになるので、目の細かい方から順番に使っていきます。
スポンジにコンパウンドを少しつけて優しく磨きます。くるくる回すより直線的に磨いた方がムラなく磨けるそうです。このスポンジも結構優秀で、曲面の多いタンクでもしっかりとフィットしてくれていい感じです。
Step3:白っぽさが消えたら拭き取り
白っぽさが消えてキュッキュッっと言い始めたら、綺麗な布で拭き取ります。ふき取る布はマイクロファイバーなどの柔らかいものを使うと傷になりにくいです。
拭き取ったら傷を確認してみます。分かりづらくてすみません(笑)。目を凝らしてよ〜くみてみると、小さな黒っぽい傷や汚れが消えているのがわかると思います。たった1回軽くやっただけですが、かなりいい感じに消えてくれました。
これだけで十分な気もしますが、ブログとしてはあれなので色々と検証を続けてみます。
Step4:消えなければ番手を下げる
鏡面用だと傷が落ちないぜ!って人は1つ番手を下げて『7500』を使ってみましょう。それでも落ちなければ『3000』を使います。『3000』でも落ちなければ、コンパウンドでは落ちない深い傷ってことになります。補修ペンを盛ってごまかすか、板金塗装屋で修理してもらいましょう。
Step5:最後は鏡面用
Step4で番手を下げた人は、最後に9800番の鏡面用を使ってツルピカに磨きます。広範囲を一気にやるよりも20~30cm四方の範囲で少しずつ磨くと良いと思います。
ビフォーアフター
気になるビフォーアフターがこちらです。右半分は磨いた方で、左半分は磨いてない方です。ちょっと分かりづらいですけど、細かな傷が消えてワントーン明るくなりました。やっぱり黒い車体で検証したかったですね。(7500番と9800番で磨いています。)
タンクの部分を拡大した比較画像です。謎の汚れと、縦に入った傷が綺麗に消えました!シート付近って結構傷がつきやすかったりしますが、軽い擦り傷ならこのコンパウンドで解決です。
タンクキャップ付近の汚れや傷もしっかり消えました。ここも放っておくと染みになりそうなんで、って言おうとしたら既に若干黄色くなってます。FTRはここからガソリンが溢れてくるので大変なんですよね。
消えなかった傷たち
太陽に当てた時に入る円形の小さな傷は落ちていませんでした。画像奥が研磨した方で、手前が研磨してない方です。ちょうどセンターに太陽がくる位置で撮影しましたが、小傷は同じくらい残っています。光沢は出てるんですけどね。この傷を消すためにコンパウンドをやろうか迷ってる人は考え直した方がいいかもしれません。
当然ですが大きな傷は落ちません。むしろ悪化するかもしれないので、あんまり磨かない方がいいと思います。こういう大きなキズは補修ペンで目隠ししてから、コンパウンドで磨くといいみたいです。
最後はワックスでコーティング
最後にしっかりワックスやコーティング剤で保護してあげましょう。研磨後の塗装面は、人間でいうとアカスリをした状態です。非常に無防備な状態なので、ワックスかコーティング剤を使って表面を保護してあげましょう。私は愛用のWAX入りのフクピカ艶で拭きあげました。使いすてシートだからズボラな私にぴったりの商品です。
感想
- 結構綺麗になって満足
- 研磨力は思ったより弱いから安心
- 9800番だけでも十分かも
感想としては、気になっていた汚れや傷は全て落ちて大満足です。研磨中に削りカスみたいなのが出ないので、削ってる感じはあまりしません。素人でも安心して使えるように、研磨力を抑えて作られているのでしょうか?何れにしても求めていた効果を感じられたので満足です。
まとめ
- 小さなキズは消える!大きなキズは目立たなくなる
- 研磨力が弱いので初心者でも簡単
- アマゾンで人気なのはソフト99のコンパウンド
今回の記事をまとめると上のようになりました。個人的には大満足の結果でしたが、完全に新車状態に戻すようなものではないので、車両の状態や消したいキズによっては満足できない人もいると思います。この記事を参考に傷のレベルや状態を確認して、いけそうな人は試してみてください。
ということで今回はここまで。最後までお読みいただきありがとうございます。