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運営者(プロダクトデザイナー)
DARADARA
バイク歴7年。職業はプロダクトデザイナー。車用品メーカーで商品開発をしていた経験を生かして記事を書いています!
※記事の信憑性
カスタム・バイク用品系:プロダクトデザイナーとしての知見を使って書いています。
メンテ・整備系:『書籍』で学んだ内容をもとに書いています。
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どうもdaradaraです。
今回はスーパートラップマフラーをレストアに挑戦!レストアといっても家庭でできるレベルの簡単な内容となっています。特殊な工具は使用しません。マフラーが汚れてきたという方や、中古マフラーを購入した方の参考になれば幸いです。
今回使用したマフラー
SuperTrapp ¥3,990-
部分的に凹みはあるものの、それ以外は状態が良さそう!ってことで憧れのスパトラを購入。定価3万くらいするマフラーが4千円で入手できました!今回はこのスパトラをできる限り綺麗にしていきます。(凹みの修理は難易度が高いので、今回はできませんでした。。)それでは早速レストアに挑戦です!!
今回使用したもの
- スーパートラップ 4インチアルミ SS-2
- ショーワグローブ 100枚入 ブルー Lサイズ・・・800円
- POSH マフラーサイレンサー 長繊維グラスウール・・・1200円
- キタコ エキゾーストマフラーガスケット(XH-12)・・・400円
- ロックタイト アンチシーズカッパー C-5A・・・900円
- ピカール液 液状金属みがき・・・700円
- ジフクリームクレンザー・・・400円
- 耐水やすり #240 / #800・・・100円
- 靴ブラシ / パイプ用のブラシ・・・100円
- 4mmの六角レンチ / 12mmのレンチ
費用目安(マフラー抜き) | 作業時間目安 | 難易度 |
約4700円 | 10時間 | ★★★ |
今回使ったものはこちら。必要最低限にとどめたつもりが、結構品数が多くなってしまいました。作業時間は10時間程度。マフラーの状態によって左右されると思います。1日で終わらそうとせずに、空いた時間を使ってゆっくりやるのも楽しいです。
作業内容 (マフラー編)
step1 : バラバラに分解
レンチや六角を使ってバラバラにしていきます。スパトラの接合部はボルトでとまっているだけなので、ボルト外すだけで分解することができます(4mm六角レンチ / 12mmのレンチ)。固着し取り外しが難しい部品は556などを吹き付けて注油しながら外します。
step2 : 洗浄(マフラー内側)
マフラーの内部を洗浄します。結構汚れていたので、クレンザーと100均ブラシを使って掃除しました。
ゴシゴシこすると比較的簡単に汚れを落とすことができました。普段は見えないところなので、簡単に落として次の作業へ移ります。
step3 : 洗浄(ディスク/インナー)
ディスクとインナーコアも軽く洗います。使うとすぐ汚れるのでブラシでサーっと表面のススを落とす程度にしています。
step4 : 研磨(ヤスリがけ)
分解と洗浄が終わったらいよいよ磨き作業。240番手くらいの粗めのヤスリで表面の傷や汚れを削り取ります。とにかく徹底的に磨きます。手が結構汚れるのでビニール手袋をつけることをオススメします。
磨き終わった状態がこちらです。比べるとかなり綺麗になりました。
研磨のコツは240番で徹底的に磨き上げること。全ての傷が240番のヤスリの傷になるように磨いてから、#800番→ピカールで磨くととても綺麗になります。
アルミエンドキャップも同様に磨きます。
どうですか?気合いさえあれば工具なしでもここまで綺麗に磨くことができます。ヤスリがけに終わりはありません!徹底的にやってください!
作業内容 (エキパイ編)
step5 : エキパイ内部の掃除
続いてエキパイの内部を掃除。エキパイの掃除は100均で買った棒付きのスポンジで洗いました。棒部分が柔らかいものを使うと、パイプのカーブもなんなく洗うことができます。このエキパイは短いので、このスポンジで殆どの部分を掃除できました。(ビフォーアフターの写真を撮り忘れてしまいました…)
step6 : エキパイの研磨
このエキパイの外側を研磨します。このエキパイは殆ど汚れていなかったので軽くヤスリがけするだけで、とても綺麗になりました。本体の磨き作業はここまで!
step7 : グラスウールの交換
つぎはグラスウールの交換です。今回はPOSHのグラスウールを使いました。グラスウールを巻くときは、必ず手袋をつけましょう。手がかぶれたり痒くなる恐れがあります。
グラスウールをインナーコアに巻きつけます。このインナーコアは奥行きが250mmくらいなので、このサイズで丁度よかったです。
グラスウールを巻きつけたらマスキングテープで固定します。
あとはマフラーに差し込んで交換完了です。マフラーとインナーコアを固定するボルトの穴を合わせて入れるようにしましょう。
作業内容 (組み立て)
step7 : 本体を組み立てる
さて、グラスウールが交換できたらいよいよ組立です。ボルトをパーツクリーナーで軽く掃除しておきます。
高温でボルトが焼き付かないように、耐熱グリスを使用して固定します。純正品が手に入らなかったので、ロックタイト社の耐熱グリスを使用しました。これをボルトに塗って取り付けていきます
4mmの六角レンチでインナーコアを固定するボルトをはめて、
またまた4mmの六角レンチでエンドキャップを取り付けます。ボルトが長いのでこれが結構大変です。
12mmレンチでエキパイとマフラーを固定するバンドのナットを締め付けます。ここはバンドのみで固定するので、しっかりボルトを締め付けましょう。締め付けが弱いと、ここから排気がもれる恐れがあります。
ビフォーアフター
さていかがでしょう?大きな傷や凹みは修正できませんでしたが、外観はかなり綺麗になりました。中古マフラーはどんな環境でつかわれていたかわかりませんが、中身も綺麗に掃除したので、安心して使うことができます。
さ〜てあとは取り付けるだけです。
バイクに取り付ける
もともと付いていたマフラーを取り外し、ガスケットを交換します。
ガスケットはペンチで簡単に外すことができます。エンジンに傷がつかないように気を付けましょう。
フレームに傷がつかないように気を付けながら、マフラーを取り付けます。ボルトに耐熱グリスを塗り、ナットを締めます。
マフラー側もフレームと固定すれば完成です。
しっかり取り付けたら完成です。さていかがでしたでしょうか?マフラーって錆びとか汚れがつきやすい部品だけに、ピカピカだとよく手入れされたバイクって感じでいいですよね。
マフラーが汚れてきたなって方や、中古のマフラーを購入した方、一度掃除してみるのはいかがでしょうか?
さて、今回はここまで最後までお読みいただきありがとうございます。