記事内に広告を含みます

運営者(プロダクトデザイナー)
DARADARA
バイク歴7年。職業はプロダクトデザイナー。車用品メーカーで商品開発をしていた経験を生かして記事を書いています!
※記事の信憑性
カスタム・バイク用品系:プロダクトデザイナーとしての知見を使って書いています。
メンテ・整備系:『書籍』で学んだ内容をもとに書いています。
★プロフィール詳細
★記事作成に使っている書籍
★Youtube / X(Twitter)
バイクのブレーキパッドの種類や違いとは?本記事ではバイクのブレーキパッドの種類や特徴の違い、選び方を紹介。赤パッドだけじゃない!この記事を読めば自分にあったブレーキパッドを見つけられます!
- ブレーキパッドの種類は?何が違うの?
- セミメタ?フルメタ?なにそれ?
- なんとなく赤パッドを使ってる…
ブレーキパッドの種類と特徴の違い!

どうもdaradaraです。今回のテーマは『バイク用ブレーキパッドの種類と特徴』について。何気なく赤パッドを使ってる私のような人に向けて、パッドの種類や特性を勉強した結果をまとめています。
定員さんのオススメじゃなくて、自分の走りにあったブレーキパッドを探してみませんか?
注意:この記事の知識は『デイトナHP』と『バイクカスタム虎の穴3巻』の情報を元に作成しています。
▼合わせて読みたい記事▼
【自分でできる】バイクのブレーキパッド交換方法!手順や注意点を詳しく解説
ブレーキパッドは2種類

ブレーキパッドは『レジン系パッド』と『メタル系パッド』の2種類です。メーカーによって呼び方が様々なので、ごちゃごちゃになってしまいますが、基本は『レジン系パッド』と『メタル系パッド』のどちからです。
![]() レジン系パッド | ![]() メタル系パッド | |
呼び名 | セミメタル / ノンアスベスト / オーガニック / ノンフェード 他 | フルメタル / シンタード / 焼結 / メタリック 他 |
特徴 | 金属や繊維の粉を樹脂で固めたもの。 | 金属の粉を焼いて固めたもの(焼結) |
- レジン系・・・金属や繊維の粉を樹脂で固めたもの。
- メタル系・・・金属の粉を焼いて固めたもの(焼結)
磨材(摩擦力を生む材料)を樹脂で固めたものを『レジン系パッド』といい、金属粉を焼いて固めたものを『メタル系パッド』と呼びます。
ちなみに、金属粉+樹脂だとセミメタル。繊維+樹脂をノンアスベストと呼び分ける場合もあるそうです。
レジンとメタルの性能比較
![]() レジン系パッド | ![]() メタル系パッド | |
コントロール性 | ◯ | △ |
ブレーキの効き(摩擦係数) | △ | ◯ |
パッドの寿命 | △ | ◯ |
ディスクへの攻撃性 | 低い | 高い |
ブレーキの静寂性 | ◯ | △ |
特徴 | ・穏やかな効き ・値段が安い ・雨に弱い ・メタルには劣る | ・ガツンとした効き ・レジンより高効力 ・値段が高い ・ディスク攻撃性が高い ・鳴きが出やすい |
補足 | 穏やかな効きで値段も安い。メタルよりは効きが劣る。 | ガツンとした効きで値段が高い。ディスクへの攻撃性が高い |
(デイトナ公式HP , 漫画『カスタム虎の穴3巻』P63の情報をもとに作成)
『レジン』と『メタル』の性能を比較してみました。レジンとメタルの大きな違いは”ブレーキの効き”です。ガツンとした効きのメタルに対して、レジン系はコントロール性の高い穏やかな効きが特徴。
街乗りはレジン!スポーツ走行はメタル!

一言で言うと、街乗りならレジン系、スポーツ走行にはメタル系がオススメです。
定番のデイトナで比較してみよう

レジンとメタルの特性を理解した上で、デイトナのラインナップを見てみましょう。定番の赤パッドはレジン系ですが、純正セミメタより少し性能が高く、メタル系の間くらいのスペックだとわかります。
![]() ハイパーバッド (セミメタル) | ![]() 赤パッド (セミメタル) | ![]() ハイパーシンタードパッド (シンタード) |
レジン系パッド | メタル系パッド | |
定価 2800円 | 定価 4000円 | 定価 4200円 |
純正セミメタル同等クラス | メタルとレジンの中間 | 通常のメタル系パッド |
(※FTR223用のパッドで比較しています)
- 性能を求めるならハイパーシンタード(メタル系)
- 性能も値段も捨て難いなら赤パッド(レジン系)
- コスパで選ぶならハイパーパッド(レジン系)
簡潔にまとめるとこんな感じ。なるほど〜赤パッドが人気な理由がわかりました。赤パッドが中間だってことは知ってたんですけど、改めてまとめるとより深く理解できた気がします。
とりあえず私は、一旦ハイパーパッドクラスのブレーキパッドに交換してみました。これで不服なら赤パッドに戻します。
安すぎるブレーキパッドは注意

格安品はパッド全体が反ってるor反りやすい場合があるそうです。パッドが反ってると正しくブレーキの力が伝わらずに、ブレーキのフィーリングが悪くなったりします。
無名メーカーの格安品は避けるのが無難ですが、試すときは、パッド同士を合わせて反りを確認したり、厚みに違いがないか見てみましょう。
もっと詳しく知りたい!って人へ

ブレーキの仕組みについてもっと詳しく知りたい!って人には『バイクカスタム虎の穴』というマンガがオススメです。この記事で紹介した内容をもっと深く解説してくれています。よりバイクの知識を深めたい!って人は是非読んでみてください。
>バイク本なら『カスタム虎の穴』がオススメ!全7巻の感想とレビュー
まとめ
- ブレーキパッドは『レジン系』と『メタル系』の2種類
- 街乗りならレジン系パッド
- スポーツ走行にはメタル系パッド
- 赤パッドはレジン系、人気だけど最適とは限らない
今回の記事をまとめると上のようになりました。ブレーキパッド1つとってもこれだけ考えられてるんですね〜。いや〜非常に勉強になりました。今後もカスタム虎の穴を読んで、面白い情報を見つけたら記事にしていきたいと思います。
ということで今回はここまで。最後までお読みいただきありがとうございます。