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運営者(プロダクトデザイナー)
DARADARA
バイク歴7年。職業はプロダクトデザイナー。車用品メーカーで商品開発をしていた経験を生かして記事を書いています!
※記事の信憑性
カスタム・バイク用品系:プロダクトデザイナーとしての知見を使って書いています。
メンテ・整備系:『書籍』で学んだ内容をもとに書いています。
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シールやステッカーを綺麗に剥がしたい!本記事では紙、金属、ガラス、プラスチックに貼ってあるシールを綺麗に剥がす方法を紹介。他のサイトで試してダメだった人でもこの方法なら上手くいくかも?
- シールの剥がし方が知りたい!
- ネットの方法だと全然だめだった!
- 紙、プラ、ガラスなど素材別に知りたい!
俺流のシールの剥がし方!
どうもdaradaraです。今回のテーマは『シールの剥がし方』です。デザイナーという仕事柄、人よりこういった事情に詳しかったりするので、そのあたりの知識をご紹介しようと思います。
あまりネットで紹介されてない方法なので、諦めかけてた人も是非参考にしてみてください。
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オススメはこの2つ
私がシール剥がしに使うのはこの2つ。紙には『ソルベント』、それ以外の悩みには『パーツクリーナー』です。正直この2個があれば大概のシールはイチコロです。
ちなみに、ネットでは”お酢”とか”重曹”で剥がす方法を紹介していますが、そんな方法で剥がしてるデザイナーに私は会った事がないです。
紙には『ソルベント』
デザイナー御用達のシール剥がしです。紙に貼られたシール、のりを綺麗に剥がしたいならこれ一択。すごい商品なのに、なぜか知名度が低いんですよね。。
ホームセンターでは買えません。画材屋にはあります。
プラスチック、金属、ガラス、ベタつきには『パークリ』
それ以外のお悩みには、パーツクリーナー(パークリ)を使ってます。プラスチックに残ったベタベタも簡単に落とせます。ただし、本来の目的とは違う使い方ってことは覚えておいてください。
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使えないもの
- 塗装してある部品
- ワックス、ニスがついた部品
- 木材や革
- 食器、食品
どちらの製品も上のようなものには使えません。木材や塗装部品に使うと、塗装が落ちたり、ニスが取れちゃうので使用禁止。もちろん口に入るような物にも使えません。
厳密にいうと、プラスチックにも積極的に使わない方がいいものではあります。ただ、DIYレベルのものであれば、基本的には問題ないです。
使い方(基本編)
- ダンボールの梱包テープ
- ビニールのラベル
- プラスチックのラベル
- 金属のステッカー
ここからは実践編です。参考用に4つの素材にシールを貼ってみました。パーツクリーナとソルベントを使って、実際にシールを剥がしながら紹介しようと思います。
今回のケースなら『ソルベント』『パークリ』どちらを使っても綺麗にはがせます。使い方も同じです。
スポイトで少しだけ取る
まずは、スポイトで少量のソルベントやパークリを採取します。ソルベントはそのまま吸い取るだけでOK。パークリは容器に噴射してからスポイトで吸い取ってください。
ちなみに私は、プラモ用のスポイトを使ってます。この辺はお好みで。
角に1適垂らす
剥がしたいシールの角に一滴垂らします。そうすると、角が剥がれやすくなるのでそーっとめくりましょう。成功すると『ヌルッ』といくはずです。
ここでボソボソに崩れるようであれば、別の角を試してみてください。4つ角全部失敗したら『番外編①朽ち果てたシール』まで読み飛ばしてください。
隙間に垂らしながら剥がす
液体を垂らしながら少しづつめくります。これを繰り返していくだけです。数ミリずつ液体を垂らして、ヌルッと剥がれていく感じを繰り返しましょう。
プラスチック
(パーツクリーナー)
ビニール
(パーツクリーナー)
紙
(ソルベント)
紙にやる時は、液体の量を最小限にすると綺麗です。液体をかけすぎると紙がシワシワになります。
紙が濡れちゃってるじゃん!って思うかもしれませんが、すぐ乾くのでご安心ください。
上手くいけばこうなる
上手くいくとこんな感じで綺麗にはがれます。ベタつきも残りません。なんなら剥がしたステッカーは再利用できちゃいます。そのくらい綺麗に剥がれます。
紙の場合でも、液体は数秒で乾きます。乾くまでは触らないようにしてください。
番外編①:朽ち果てたシール
朽ち果てた紙のシールは厄介です。この場合は、ある程度強引に爪で剥がして、パークリでベタつきを取るっていう方法が早いです。
①爪である程度剥がす
②パークリをティッシュに噴射
爪でシールを取る。ある程度取れたら、ティッシュにパーツクリーナーを染み込ませて、また爪でこするように強引にシールを剥がしていきます。
ソルベントでも出来なくはないですが、乾燥速度の遅いパークリの方が効果的です。
③強くゴシゴシこする
④綺麗になる
ティッシュを交換しながら、ベタつきがなくなるまで擦ればこんな感じで綺麗になります。コツはケチケチせずに、パークリを沢山使うことです。
番外編②:自賠責のシール (注意あり)
頑固な自賠責のシールもこの方法で綺麗にはがせます。
ただし、塗装を溶かす作用があるのでボディーには使わないほうがいいです。鏡面がボケたり、うっすら傷がついたりする可能性があります。
やり方も同じです。少しづつ液体をかけてヌルッと剥がす。ノリが少し残ってますけど、パークリを染み込ませたティッシュで軽く拭けば落ちます。
繰り返し言いますが、本当に塗装が少し溶けるので注意してください。苦肉の策として使う感じ。
番外編③:ガラス
忘れてたので追加します。ガラス容器のラベルを剥がして再利用!なんて人でもこの方法は有効です。やり方も同じなので試してみてください。
車の場合、窓ガラスのステッカーも同様のやり方で剥がせます。
車両でやる時は、液体がボディーにかからないように注意してやりましょう。
全部パーツクリーナーじゃダメなの?
普通にシールを剥がすだけならパークリで問題ないです。ただし、デザイナーが『ソルベント』に拘る理由もちゃんとあります。
こちらは油性マジックで書いた紙に『ソルベント』と『パーツクリーナー』を垂らした結果です。パーツクリーナーの方はインクが滲んでしまってますよね?
これが壁紙だったらどうでしょう?納品前のポスターだったら?
デザイナーが慎重にシールを剥がす時ってピンチの時なので、信頼と実績の『ソルベント』が重宝されているわけです。
つまり、ダメージを最小限に抑えて剥がしたい時には『ソルベント』。剥がせればOK!って時は『パーツクリーナー』を使うといいと思います。
まとめ
- シールの剥がし方が知りたい!
→『ソルベント』か『パークリ』で解決 - ネットの方法だと全然だめだった!
→あんなやり方聞いたことない - 紙、プラ、ガラスなど素材別に知りたい!
→基本的なやり方は同じ!
今回の記事をまとめると上のようになりました。以前書いたステッカー作成の記事がとても人気なので、今度は剥がす方の記事にしてみました(笑)。
ステッカーの記事では、印刷機不要で簡単に自作できる方法を紹介してますので、もしよかったら挑戦してみてください。そして飽きたらこの方法で剥がす、そして作る、飽きる、剥がす、、へへへ
ということで今回はここまでです。最後までお読みいただきありがとうございました。