【バッテリーの外し方】マイナスから外す、プラスから付けるが鉄則!理由も解説

バッテリー 外し方 順番

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DARADARA

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バイク歴7年。職業はプロダクトデザイナー。車用品メーカーで商品開発をしていた経験を生かして記事を書いています!

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カスタム・バイク用品系:プロダクトデザイナーとしての知見を使って書いています。
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車やバイクのバッテリーを外す順番は?本記事では忘れがちなバッテリー端子の外す順番を紹介。順番を間違えると危険な理由も解説。バッテリーの外し方を忘れた人へ

  • マイナスとプラスどっちが先?
  • なんで順番があるの?
  • どうやって覚えたらいい?

バッテリーの外し方

バッテリー 外し方 順番

どうもdaradaraです。今回のテーマは『バッテリーの外し方(端子を外す順番)』です。ついつい忘れがちなバッテリーを外す順番と、順番を守らなければいけない理由を分かりやすく解説していきます。

マイナスから外す、プラスから付けるが鉄則

バッテリー 外し方 順番
  • 外す時:マイナス(黒)→プラス(赤)
  • 付ける時:プラス(赤)→マイナス(黒)

マイナスから外してプラスから付ける!これがバッテリー着脱の鉄則です。バイクでも車でもこのルールは同じ。これからバッテリー交換をしようとしてる人は、このルール通りにやってみてください。

※赤がプラス、黒がマイナスです。

簡単な流れは以下の通りです。

バッテリー 外し方 マイナス
Step1
バッテリーのマイナスを外す
バッテリー 外し方 手順
Step2
バッテリーのプラスを外す
バッテリー 外し方 手順
Step3
バッテリーを取り外す
バッテリー 外し方 手順
Step4
つける時はプラスから

応用:ジャンプスターターはプラスから

ジャンプスターター 使い方 接続

例えばジャンプスターターの場合は『付ける時』になるので、プラスから配線するのが正解です。焦ってると間違えそうですね~。これは気をつけないといけません。

なんで順番があるの?

順番を守らないと『危ない』からです。

そんなことは知ってる!って突っ込まれそうですが、順番を間違えると『ヒューズが飛ぶ』『基盤が壊れる』『火傷する』なんてことが起こると言われています。危ないでしょ?

理由は?

バッテリー 外す順番 理由

危ない理由を説明したのが上の図です。プラス側から外すと、万が一工具がフレームに触れた時に電流が流れて危ない。

ちょっと難しかったので、もう少し簡単に説明してみます。

バッテリー 外す順番 理由

通常、バッテリーのプラスから出たエネルギーは、配線を通る→電球光らせる→バッテリーマイナスに戻るっていう流れで循環しています。この状態であれば、工具がフレームに触れても問題ありません。

バッテリー 外す順番 理由

車やバイクの場合、フレームもエネルギーを流す配線の一部として使っています。これがボディーアースと呼ばれる仕組みです。『フレームはマイナスアースだから〜』なんてのもこれが理由です。

ケーブルの代わりにフレームを使う事で、配線コストを削減する事が目的だとか。

バッテリー 外す順番 理由

そう、このボディーアースがあるから外す順番が重要になっています。プラス側から外そうとすると、プラスのエネルギーが工具を通って『バチッ』っといくわけです。

こうなると、『ヒューズが飛ぶ』『基盤が壊れる』『工具が熱くなって火傷する』っていう現象が発生します。危ない危ない。

逆にマイナス端子から外すとこんな感じです。マイナス同士であれば、接触しても影響はありません。だから安全の為にマイナスから外しましょう!って事みたいですね。付ける時も同じ理論。

間違ってたらすいません。

覚える自信がない

バッテリー 外し方 覚え方

覚えるの面倒なんでシールを作ってみました。色々語呂合せとか考えてみたんですけどね〜。こんな危ない作業を、自分の曖昧な知識に頼るなんて危険。

これなら覚える必要もないし、電波の届かない山奥でも安心です。

需要があるか分かりませんが、作ったPDFデータをアップしておきます。もし欲しい人がいたら使ってください。コンビニで印刷して透明テープで貼るだけです。

>バッテリーシール.pdf

バッテリー関連の便利グッズ紹介

記事が短くなってしまったので、最後にバッテリー関連の便利グッズを紹介します。これからバッテリー交換、着脱、充電を検討中の方は参考にしてみてください。

接点復活スプレー

バッテリー端子の掃除に最適なスプレーです。バッテリー端子だけでなく、ヒューズの端子とか、ハーネスの接点不良なんかは大概これで治せます。車やバイクをいじる人なら持ってて損のないケミカルです。

テスター

持ってると便利な検電テスター。電圧測定、ACC電源探し、これが1個あるだけで正確な作業ができる様になります。電装系をいじるならあった方がいいアイテムです。

メモリーバックアップ

車のバッテリー交換にはこれも必須。一時的にバッテリーの代わりとして電源を供給し、車のメモリーを保護してくれます。ナビ情報やコンピューター設定がリセットされるのを防いでくれます。

バイクには必要なさそうですけど、最近のはどうなんでしょう?

ショート防止レンチ

絶縁処理されたレンチ(車用)です。これがあれば、間違えて端子やフレームに干渉しても、絶縁処理済みなのでショートすることはありません。ちょっと不安だな〜って人はこんなのを使うと安心かも。

まとめ

  • マイナスとプラスどっちが先?
    外す時はマイナスから
  • なんで順番があるの?
    →電気が流れちゃって危ないから
  • どうやって覚えたらいい?
    →シールを貼ろう!

さて、今回の記事をまとめると上のようになりました。

そもそも、なんでバッテリー本体にON/OFFスイッチがないんでしょうかね。スイッチをつけといてくれれば、外し方なんて気にしなくていいんですけど。。技術的に難しいんですかね~。

ということで今回はここまです。最後までお読みいただきありがとうございました。