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運営者(プロダクトデザイナー)
DARADARA
バイク歴7年。職業はプロダクトデザイナー。車用品メーカーで商品開発をしていた経験を生かして記事を書いています!
※記事の信憑性
カスタム・バイク用品系:プロダクトデザイナーとしての知見を使って書いています。
メンテ・整備系:『書籍』で学んだ内容をもとに書いています。
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バイクの冷却水(クーラント)を交換したい!本記事ではバイクのクーラントの交換方法を紹介。やり方、注意点、コツ、エア抜き、交換時期などを画像付きでわかりやすく解説。自分でクーラント交換をやってみたい!って人向け。
- バイクのクーラント交換方法は?
- 気をつける事は何?
- エア抜きのやり方は?
自分でできるバイクのクーラント交換!
どうもdaradaraです。今回は自分でできるバイクのクーラント交換!実際にアメリカンバイクのクーラントを交換しながら、クーラント交換方法を紹介します。
交換頻度は2年毎
メーカー推奨の交換頻度は2年に1回です。ただ最近は4年くらいもつ長寿命タイプや、延命できる添加剤なんかもあるので、使っている冷却水によって交換頻度は変わってきます。
気をつける事
- エンジンが冷えてから作業する
- クーラントの色は変えない
- 消耗部品は交換する
- エアーを抜く
クーラント交換の際に気をつけるべきことはこの4つです。これらを守れば素人でも交換できます。
1:必要なものを揃える
使うもの |
同じ色のクーラント・新しいラジエーターキャップ・ジョウゴ・タオル・排クーラント受け・(ドレンボルトのガスケット) |
まずは必要なものを用意しましょう。クーラント液、ガスケット、ラジエーターキャップなどなど、車両に合わせて適宜準備してください。
クーラントは今と同じ色を選びましょう!色が混ざって変な色になってしまいます。
私はKYKっていう会社のクーラントにしました。KYKはワコーズにも商品を提供するくらい有名な会社。
4年もつのと、希釈済みで作業が簡単なのと、ミニボトルがあるから補充するときにも便利そうなのでこれにしました!ピンクもあります。
(冷却水に車用もバイク用もないらしいです)
2:ラジエーターキャップを外す
まずはラジエーターキャップを外します。ラジエーターキャップはラジエーターの上、タンクの下などについてることが多いです。
キャップを外したら、また締めておいてください。
(一旦開けるのはこの確認のため。)
3:ドレンボルトorホースを抜く
『ドレンボルト』or『ホース』を抜いて、古いクーラントを出します。私のバイクはホースですが、一般的にはドレンボルト式が多いようです。
この時、1のキャップが外れていると勢いよくクーラントが飛び出します。キャップは一旦閉めておくのがポイントです。
心と受け皿の準備ができたらキャップを開けましょう。勢いよくクーラントがでてきます。有害なので地面に撒き散らさないように注意。
※本来この車種はラジエーター側のホースを抜くのが正解です。ただアクセスしづらいのでポンプ側から抜いています。
4:リザーバータンクも
リザーバータンクも外してクーラントを抜きます。結構汚れてるので、水ですすいで綺麗にしてあげましょう。
5:抜いた冷却水をチェック
ホースから抜いた冷却水をチェックします。画像左が新品、右が6年くらい交換してないクーラントです。
ぱっと見は問題なさそうですが、よーく見ると少し濁ってます。
振ってみると古い方は泡が立ちます。劣化してくると泡が立ちやすくなるそうです。
泡が立つと冷却効果が落ちるそうなので、色が綺麗でも油断はできません。
6:すすぎ+フラッシングは汚れ次第
普通の交換でなら洗浄は不要です。サービスマニュアルにも洗浄についての記載はありませんでした。
- 水温がすぐ上がる
- 前回いつ交換したか分からない
- かなり汚れている
これらの症状があるときは『すすぎ』や『フラッシング』をやってみるといいかもしれません。
フラッシングのやり方は別の記事で紹介予定です。
7:同じ色の冷却水を注ぐ
ホースを元に戻して新しい冷却水を入れます。冷却水はなみなみ入れましょう。
リザーブタンクに入れるのも忘れずに。車体を垂直にし、冷却時にアッパーとロワーの中間になるように入れます。
8:エア抜きをする
最後にエア抜きと呼ばれる作業です。クーラントの通り道に入っている空気を抜きます。
やり方は、ラジエーターキャップを外した状態でエンジンをかけ、泡がポコポコ出てくるまで数分待機。空気が抜けて冷却水が減ったら冷却水を注ぎます。(近所迷惑にならないように注意)
軽くバイクをゆすったり、3〜4回軽くフカしてあげるとボコッと出てきたりします。
泡が出なくなったらキャップをつけて完了です。ラジエーターキャップはゴムにヒビが入っていたり、冷却水が減るようなことがあれば交換しましょう。
純正品がオススメ。1個1000円くらいです。
9:古いクーラントを捨てる
排出したクーラントはゴミとして捨てます。排水溝に流したり、地面や土に吸わせてはいけません。
給水ポリマー、大量のウエス、紙おむつ、猫砂、などに吸わせてから捨てるのが一般的だそうです。
油用の給水パックは全然吸わなかったのでお勧めはできません。私は猫砂に吸わせて捨てました。猫砂が一番コスパいいかも。
↑こっちの方が安いかも
しばらくは様子見
交換後は冷却水の量や漏れに注意しましょう。冷えてる時にラジエーターキャップをあけて、減っていたら即補充です。
交換だけなら比較的簡単
交換だけなら結構簡単です。作業的には1〜2時間あれば完了すると思います。すすぎやフラッシングが入ると作業が一気に面倒になります。
サビや汚れが出てくる前に交換してあげましょう。
まとめ
- バイクのクーラント交換方法は?
→上に書いた通りです。 - 気をつける事は何?
→温度、色、消耗品、空気の4点! - エア抜きのやり方は?
→キャップを外してアイドリング。
今回の記事をまとめると上のようになりました。自分で交換してみると色々と発見があって楽しいです。連休や週末の暇つぶしに挑戦してみてはいかがでしょうか?
ということで今回はここまでです。最後までお読みいただきありがとうございました。