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運営者(プロダクトデザイナー)
DARADARA
バイク歴7年。職業はプロダクトデザイナー。車用品メーカーで商品開発をしていた経験を生かして記事を書いています!
※記事の信憑性
カスタム・バイク用品系:プロダクトデザイナーとしての知見を使って書いています。
メンテ・整備系:『書籍』で学んだ内容をもとに書いています。
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自分でバイクのスパークプラグを交換したい!本記事ではバイクのプラグ交換のやり方、交換時期の目安、点検方法、ギャップ調整、締め付けトルク、などを画像付きで紹介。初めてプラグ交換をやる人向けです。
- プラグ交換方法が知りたい
- 交換時期ってどのくらい?
- 点検方法も教えて!
バイクのスパークプラグ交換!やり方と交換時期!
どうもdaradaraです。今回のテーマは『バイクのスパークプラグ交換』です。簡単だけど重要な部品であるスパークプラグ交換のイロハをまとめています。
適合するプラグの探し方
上のサイトで愛車に適合するプラグを調べられます。
適合表には3種類のプラグが並んでいますが、こだわりがなければ標準タイプがオススメです。イリジウムIXは燃費や加速がアップすると言われています。最上位モデルがMotoDX。
step1:プラグを外す
まずは車両のプラグを外します。プラグの位置はバイクによって異なりますが、エンジンの側面or上面に付いていることが多いです。(画像はFTR223)
プラグキャップを引き抜きます。差し込んであるだけなので、引っ張るだけで抜けます。
抜いた反動で怪我をしないように注意しましょう。
プラグレンチでプラグを取り外します。外すときは反時計回りです。
プラグレンチは車載工具に入っています。別途購入する人はレンチのサイズに注意しましょう。下のNGKのサイトにプラグの種類別のレンチサイズが書いてあります。
NGK:https://www.ngk-sparkplugs.jp/ngk/sparkplugs/basic/install/
step2:プラグの状態を確認
取り外したプラグの状態を確認します。注目すべきは中心電極部分の色です。この色でエンジンの調子が分かると言われており、画像のような『きつね色』になっていれば正常です。
『白い粉が吹いたような状態』or『黒い場合は要注意』です。乗り方が悪いか、トラブルが起きている可能性があります。最寄りのバイク屋さんに相談してみてください。
引用:https://www.ngk-sparkplugs.jp/ngk/sparkplugs/basic/qa/000006.html
step3:交換時期の目安
一般プラグ、イリジウムIX | MotoDXプラグ |
3,000~5,000km | 8,000~10,000km |
引用:https://www.ngk-sparkplugs.jp/ngk/sparkplugs/basic/inspection/
NGKによると、二輪車の一般的なプラグの寿命は3000~5000kmだそうです。1年に1回くらいの頻度で交換してあげるといいかもしれません。
step4:寿命は電極の消耗で判断
走行距離を忘れちゃった人は、電極の消耗具合を確認しましょう。新品と比較して、電極の角が取れて丸くなってきてるな〜って思ったら交換のサインです。
引用:https://www.ngk-sparkplugs.jp/ngk/pickup/replace_time/
step5:プラグギャップの調整
続いて中心電極と外側電極の隙間を確認します。プラグギャップツールを使って隙間を測定し、範囲外であればハンマーで軽く叩いて調整します。
(プラグギャップはサービスマニュアルに規定値が書いてあります。FTRの場合は0.8~0.9mmです。)
かなりマニアックですが、、このギャップ調整はNGKの公式サイトにも書いてある点検作業です。
ただ普通はあまりやりません。知識として覚えておく程度でOKだと思います。
ギャップゲージは見た目がカッコいいので工具好きなら持っておいてもいいかも!(笑)
step6:プラグを手で締め込む
プラグを手で締めます。工具は使わずに、手で締められるところまで手で締めてください。届かない場合はソケットに挿して回しましょう。
初めから工具を使うと、ネジが斜めに入ってネジ山を傷つけてしまう場合があるので注意。
step7:規定トルクで締めこむ
最後に工具で締めこみます。NGKは箱の裏に締め付け量が書いてあります。私のプラグの場合は『手で締めこめる量+1/2回転』でした。
締め付け量はプラグによって違うので注意!
不安な人はトルクレンチがオススメです。規定トルクで締めるだけなので間違いがありません。個人的にはこっちのやり方の方が確実で好きです。
プラグのネジ径 | 締付トルク |
φ18mm | 35~40N・m(3.5~4.0kgf・m) |
φ14mm | 25~30N・m(2.5~3.0kgf・m) |
φ12mm | 15~20N・m(1.5~2.0kgf・m) |
φ10mm | 10~12N・m(1.0~1.2kgf・m) |
φ8mm | 8~10N・m(0.8~1.0kgf・m) |
NGK:https://www.ngk-sparkplugs.jp/ngk/sparkplugs/basic/install/
トルクはソケットのサイズではなく、プラグのネジ径によってトルクが変わるので注意。
↓こちらは私が使っているアストロのプレート型トルクレンチです。アナログは狂わないのでオススメ!しかも安い。
再利用もできる
点検で異常がなければプラグは再利用出来ます。私のプラグはまだ使えそうなので、そのまま戻すことにしました。
ただし再利用時は締め付け量が変わります。
下のリンクをみて確認してください。私の場合は1/12回転です。
NGK:https://www.ngk-sparkplugs.jp/ngk/sparkplugs/basic/install/
新品交換が無難!
迷ったら交換しましょう。ブラシで掃除したり、ヤスリで整える方法もありますが、、1本数百円で購入できるので交換がオススメです。
下手に削るとエンジン内部に削りカスが入ったり、電極が折れてエンジンが故障する可能性もあるそうです。
参考書籍
本記事は『はじめてでもできるバイク・メンテナンス&洗車』の内容を参考に書いています。バイクの整備方法やメンテ頻度などがわかりやすくまとめられているので、自分で色々やってみたい!って人は是非読んでみてください。
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まとめ
- プラグ交換方法が知りたい
→上の通りにやればOK! - 交換時期ってどのくらい?
→二輪は5000km程度 - 点検方法も教えて!
→電極の色と消耗具合をチェック!
今回の記事をまとめると上のようになりました。プラグ交換は簡単そうにみえて、意外と奥が深いメンテナンスです。
締め付け時の注意点(ななめに入れない、緩すぎない、締めすぎない)などに注意して是非挑戦してみてください。
ということで今回はここまでです。最後までお読みいただきありがとうございました。