記事内に広告を含みます
運営者(プロダクトデザイナー)
DARADARA
バイク歴7年。職業はプロダクトデザイナー。車用品メーカーで商品開発をしていた経験を生かして記事を書いています!
※記事の信憑性
カスタム・バイク用品系:プロダクトデザイナーとしての知見を使って書いています。
メンテ・整備系:『書籍』で学んだ内容をもとに書いています。
★プロフィール詳細
★記事作成に使っている書籍
★Youtube / X(Twitter)
どうもdaradaraです。
今回のテーマは、2000年代に大流行したスーパートラップについて!スーパートラップをつけたいけど、違法なの?車検は?ディスクの枚数を変えるとどうなるの?などの疑問を解決していきたいと思います。
スーパートラップマフラーの生みの親
この不思議な車に乗ったおじさんが名作”スーパートラップマフラー”の生みの親。カナダ出身のdr.ポールモラーという方で、業界では有名な博士だそうです。モラー氏は1972年にスーパートラップ社を設立し、エンジン消音システム(スパトラ)を発明。 その後1988年にスパトラ社を売却しています。(出典:wiki)
売却の理由は空飛ぶ赤い車”Skycar”の開発費にあてるため
スパトラ資金を回してでも実現したかった”skycar”ですが、残念ながらまだ実用化されていません。それどころか実現できないことを理由に、証券取引委員会から詐欺容疑で訴えられ、カナダの新聞からは”skycarは投資の価値なし”と全否定され、資金繰りに困ったモラー氏は破産手続きを開始。それでも諦めずに、2013年からまたskycarの開発を始めているそうです。(出典:wiki)
エンジニアの鏡!アウトローなモラーさん。好きです。
発売は1980年頃から?
残念ながら正確な発売日はわかりませんでしたが、1980年頃と思われるのスパトラの広告がありましたので、1980年ごろには発売されていたようです。スパトラってTWとかFTRみたいなオフ車バイクにつけるイメージでしたが、元々はこっち系だったんですね〜。
販売元
現在でもアメリカのスーパートラップ社は健在。ただし日本の正規輸入元である株式会社アクティブ社は取り扱いを辞めているそうです。
本社:SUPERTRAPP
日本代理店:SUPERTRAPP – ACTIVE
SuperTrappの仕組み
スパトラの特徴1:排気方法の違い
スーパートラップマフラーの大きな特徴は、排気方法の違いです。上の画像をみると、スーパートラップマフラーは隙間から排気を出しているのが分かると思います。
この隙間を生み出しているのが、ディスクと呼ばれる部品です。スーパートラップマフラーは重なったディスクの隙間から排気を出しています。
スパトラの特徴2:排気量を調整できる
ディスク枚数 | 排気圧 | パワー | 排気音 |
減らす | 高くなる | トルク重視 | 小さい |
増やす | 低くなる | 高回転型 | 大きい |
もう一つの特徴は、排気を調整できることです。上で説明した、ディスクと呼ばれる部品を増やしたり減らしたりすることで、排気音や排気圧を調整することができます。
最高速を上げたい人は、枚数を増やす!
とにかく爆音派は枚数を増やす!
車検は?公道は違法なの?
結論から言うと条件を満たせば車検対応の合法品です。
スーパートラップは製品の特性上、マフラーに対して垂直方向に排気がでます。以前まではこれがNGだったようですが、平成29年6月22日に”排気管の開口方向要件”が廃止され、現在では排気の方向は規制していません。
条件:騒音規制と排ガス規制
騒音と排ガス規制については気をつける必要があります。騒音は皿の枚数で調整できるとしても、排ガス規制については車両や年式によって異なります。ただし、250cc以下のバイクであればOKです!(250cc以下の車検のないバイクは、ユーザーがマフラーを変えても排ガス規制は適応されません。)
排ガス規制対象車両でも車検を通ったとのコメントもあったので、気になる方はバイク屋さんに相談してみてください。
250cc以下のバイクにつけるなら問題なし!
さていかがでしたでしょうか?スーパートラップマフラーが欲しくなりましたか?スーパートラップは自分にあったカスタムができる楽しいマフラーです。マフラー交換を検討している方の参考になれば幸いです。
それでは最後までお読みいただきありがとうございます。