【工具】ラチェットの基礎知識!種類、使い方、選び方!差込角とギア数が大事。

ラチェット 工具 基礎知識

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バイク歴7年。職業はプロダクトデザイナー。車用品メーカーで商品開発をしていた経験を生かして記事を書いています!

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カスタム・バイク用品系:プロダクトデザイナーとしての知見を使って書いています。
メンテ・整備系:書籍』で学んだ内容をもとに書いています。

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工具のラチェット(レンチ/ハンドル)について詳しく知りたい!本記事ではラチェットの使い方、種類、選び方などを詳しく解説。差込角は?ギア数は多い方がいい?意外と知らないラチェットの基礎知識。

  • ラチェットって何?
  • 正しい使い方を知りたい!
  • オススメはどれ?

【工具】ラチェットの基礎知識!

ラチェット 工具 基礎知識

どうもdaradaraです。今回は工具の基礎知識第2弾として『ラチェット』を紹介します。

ラチェットのイロハをわかりやすくまとめました。

参考書籍:工具読本 本記事は工具専門誌の内容を参考に作成しています。本の紹介は記事の最後に。

ラチェットの用途

ラチェット 工具 用途

ボルトやナットを素早く締めたり緩めたりできる工具です。

ラチェットとは、歯車と爪を組み合わせて一方向にのみ回転させる機構のことだそうです。(wiki)

逆回転させると空回りするため、ボルトやナットを素早くしめることができます。

差込角

ラチェット 工具 差込角
1/4インチ(6.3mm)3/8インチ(9.5mm)1/2インチ(12.7mm)
対応ボルトサイズ
3~14mm
対応ボルトサイズ
5~27mm
対応ボルトサイズ
6~46mm
自転車バイクや車車のタイヤ

引用:https://www.kokentool.jp/hpgen/HPB/entries/24.html

ラチェット選びで重要なのは差込角のサイズ。

差込角はネジの大きさに応じて使い分けます。差込角が大きくなればなるほど、大きな力をかけることができます。

車やバイクの整備に使うなら『3/8インチ(9.5mm)』がオススメです。

プチ情報:ソケットやトルクレンチなども全て同じ差込角で揃えておくと、無駄な出費を減らせます。私は6.3mmのトルクレンチを買って、9.5mmのラチェットをセットを買って後悔しました。

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正しい使い方

ラチェット 工具 使い方

ここからはドライバーの正しい使い方を紹介します。間違った使い方をすると工具が壊れてしまうことがあるので注意。

工具は大事に使いましょう。

①まずは手で締める

ラチェット 工具 使い方

ボルトを差し込んである程度手で締めます。初めからラチェットを使うと、ボルトが斜めに入ってしまう場合があるのでやめましょう。

ある程度手で締めてから、ラチェット使いましょう。

②水平に回す

ラチェット 工具 使い方

ボルトに対して水平に回します。

軸がブレないように、もう一方の手でソケットのヘッド部分を支えながら回すのがコツ。

ワンポイント:ボルトがスルスル入らない時は作業中断。ネジが斜めに入っている、ネジ山が潰れている可能性があります。無理に締め付けてはいけません。

③高いトルクはNG

ラチェット 工具 使い方

ラチェットで高いトルクをかけるのはNG。中のギアが壊れてしまう場合があります。ラチェットは便利だけど万能工具ではありません。

高いトルクをかけたい時は、メガネレンチ、Tレンチ、トルクレンチなどを使いましょう。

④緩める

ラチェット 工具 使い方

ラチェットは緩める時にも使えます。切り替えレバーで回転方向を切り替えて使いましょう。

高トルクで締めてあるボルトは、メガネレンチなどで緩めてからラチェットで外します。

ラチェットの選び方と違い

ラチェット 選び方 ギア数
  • 差込角
  • リリース方法
  • ギア数

ラチェット選びで見るべきポイントはこの3つです。差込角は上に書いた通り、バイクや車用なら『3/8インチ(9.5mm)』がオススメです。

リリース方法は、引っ張って抜くタイプと、リリースボタンを押して取るタイプの2種類があります。後者の方が一般的。

ラチェット 選び方 ギア数

ギア数はカチカチ音の細かさです。ギア数が多い方が1度の動きの振り幅が小さくなり、狭い場所でも使いやすくなります。

反面、かけられるトルクはギア数が多い方が低く、ギア数が少ない方が力をかけられるっていうメリットがあるそうです。

KTCネプロス
36枚90枚

最近は70~90くらいのものが主流みたいです。KTCで比較してみるとは通常モデルは36枚ですが、上位モデルのネプロスは90枚。

選ぶときはギア数にも注目してみるといいかもしれません。

ラチェットの種類

ここからはラチェットの種類とオススメを紹介します。スタンダードなモデルを買ってから、派生系を買うと作業が捗ります。

スタンダードタイプ

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私が使っているKTCのラチェット。全長180mm、3/8サイズ(9.5)で使いやすく幅広い作業に使えます。ギア数は36と少なめのタイプ。

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ちなみにラチェットといえば、KTCよりもKo-kenが有名。空転トルクの軽さに定評があります。ギア数72と多めのタイプ。

フレックスヘッド

一般的なフレックスラチェットの進化版。ヘッド部分が180度回転し、幅広い角度で使用できます。

パームラチェット

手のひらサイズのラチェット。これ系は意外と使用頻度が高いので持っておくと便利。

板ラチェット

1つで4サイズのボルト、ナットを回せるラチェットです。自分がよく使うサイズで選べば作業効率アップ

貫通タイプ

ナットも締められる貫通タイプのラチェット。

▼レビュー記事▼

オススメはこれ

バイク工具 初心者 ソケットレンチ
商品名値段
AP 3/8DR ラチェットセット TS291約3000円
(本体2,365円 /送料:560円)

私のオススメはアストロのラチェットハンドルセットです。ラチェットとソケットがついて送料込み3000円は結構お得。

ギア数差込角リリースソケット
903/8インチ(9.5mm)ボタン式6角

非の打ち所がないスペックと値段。もっと評価されてもいい商品だと思っています。

ちなみに私はKTCゲットするまではこれを使っていました。(KTCよりギア数が多くて使いやすい。。)

初めて買うならこれがオススメです。

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アストロプロダクツ
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バイク整備でよく使う工具

バイク 整備用工具 10種

バイク用の工具が欲しい!どんなのが必要?って人は下の記事がオススメ。バイク整備で使う基本的なハンドツールをまとめ紹介しています。

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参考書籍

工具読本 雑誌 レビュー

本記事は雑誌『工具読本Vol.5』の内容を参考に作成しています。監修は日本自動車学校の講師の方々なので信頼度も高い。

ラチェット以外にも、レンチやドライバーなどのハンドツールの使い方、選び方などが紹介されている面白い本です。

工具好きな人、工具の勉強をしたい人は是非参考にしてみてください。

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まとめ

  • ラチェットって何?
    →ボルトやナットを素早く締めるor緩める工具!
  • 正しい使い方を知りたい!
    →高トルクはNG!
  • オススメはどれ?
    →初めてならアストロ!

今回の記事をまとめると上のようになりました。バイクや車を弄る人にとって、ラチェットは使用頻度が高い工具!しっかりと特徴を理解して、最適なものを使って、作業効率をアップさせましょう。

ということで今回はここまでです。最後までお読みいただきありがとうございました。