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運営者(プロダクトデザイナー)
DARADARA
バイク歴7年。職業はプロダクトデザイナー。車用品メーカーで商品開発をしていた経験を生かして記事を書いています!
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カスタム・バイク用品系:プロダクトデザイナーとしての知見を使って書いています。
メンテ・整備系:『書籍』で学んだ内容をもとに書いています。
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Monimoto7(モニモト7)ってどうなの?本記事ではバイク用盗難防止GPSトラッカーモニモト7をレビュー。特徴、使い方、GPS精度、デメリットなどなど。使った感想を基にわかりやすくまとめています。
- モニモト7ってどうなの?
- 使い方は?デメリットは?
- 使ってみた感想は?
『Monimoto7』を実機レビュー!
どうもdaradaraです。今回はバイク用GPSトラッカー『Monimoto7(モニモト)』を紹介します!
バイク用GPSとしてはかなり有名な商品。日本代理店の方から商品を提供していただけたので、しっかりと使いながらレビューしていきます。
Monimoto7
商品名 | 商品代金 | 通信費 |
Monimoto7 | 約27,000円 (執筆時) | 年間 49USD (執筆時) |
紹介するのはこちらです。リトアニアのベンチャー企業が作ったバイク用のGPSトラッカーです。
執筆時の本体価格は27,000円。別途、SIM使用料として、年会費49ドルがかかります。(年間約6000円月500円 / 初回2ヶ月は無料 ※)
防犯対策品としてはちょっとお高めですが、性能はどうなんでしょうか?
※為替相場によって変動。1ドル130円の場合は、年間6370円 / 月530円
追記:2023年9月現在、キーホルダー部分の形状が少し変わっています。最新版は↓こちら
バイクや車用のGPSトラッカー
モニモトはバイクや車の盗難防止を目的に作られたGPSトラッカーです。
愛車に設置するだけで、振動や移動を検知してくれ、異常があると登録したスマホに電話をしてくれます。
“通知”じゃなくて”着信”をくれるのがこの商品のポイント。
サイズと重さ
本体 | キー |
94×61×19mm 約95g | 直径41×10mm 約17g |
大きさと重さはこんな感じ。本体はタバコ1箱(薄いタイプ)とほぼ同じくらいです。このくらいなら全然バイクにしまえそうですね。
本体はIP65相当の防水仕様です。直接雨のかからない場所に収納すれば、洗車の水などがかかっても問題ないレベル。
バッテリー
本体 | キー |
単三リチウムバッテリー 1.5V 3000mAh L91 (FR6) (2本) | 3V リチウムCR2450 (1 個) |
交換サイクル:約1年 |
本体は電池式です。使い捨てタイプのリチウム電池を1年に1回くらいの頻度で交換します。
バイクから配線したり、頻繁に充電したりする必要はないのは嬉しいポイント。
電池自体も安く、パナソニックのものを使えば両方交換しても700~1000円程度。
使い方と仕組み
本体が振動or移動を感知すると、キーと本体の距離を確認し、双方が10m以上離れている場合は、50秒後に着信がくる仕組みです。
振動や移動を検知しても、鍵が近くにある場合(乗車中など)は着信がありません。
では実際に使ってみましょう。
①専用アプリと接続
iPhone | Android |
iOS 9.0 以降 | Android5.0以降 |
まずは専用アプリを入れます。アプリ側のガイドに沿って進めると本体と接続できます。
設定は非常に簡単なのでここでは省きます。
②本体をバイクに隠す
本体をバイクに隠します。本体を外されると意味がないので、シート下など、泥棒が簡単にアクセスできない場所がオススメです。
あとはキーを持ち歩くだけです。設置した後はon/offなどの操作は一切必要ありません。
強いていえば着信がないことを祈るだけ(笑)
③キーと本体が離れると着信
上で説明した状況が発生すると着信があります。
着信は海外からかかってきます。目的はバイクの異常を知らせるためなので、応答する必要はありません。電話帳に登録しておくといいかも。
泥棒はバレてないと思っているので、急いでバイクを止めた場所に向かいましょう。
本体にはアラーム機能はありません。(音を鳴らしたりはできない)
着信後、1分30秒くらいで位置情報が送られてきます。
すでに盗まれたあとだった場合は、この情報を頼りに愛車を探します。
ただし、送られてくる情報は、リアルタイムの位置情報ではなく最終確認位置(静止情報)です。
以後、移動中は1~5分ごとに1回、確認時点の位置情報が送られてきます。
リアルタイム情報で犯人を追いかける!みたいな使い方はできず、犯人が止まるまで待って、止まった場所に警察を呼んで逮捕してもらうようなイメージです。
キーと本体が10m以内に近づくと自動で解除されます。
一連の流れを動画で撮影しました。
GPSの精度
GPSの精度はなかなかのものです。実際に近所でバイクをとめて確認してみたところ、かなり近くに表示されました。
当然ながら高さ方向の情報はありません。立体駐車場などの場合は何階にあるかは分かりません。
ちなみに地下駐車場やトンネルなどの圏外エリアに入った場合は、三角測量を使ってある程度の位置が表示されます。(すごい)
Airタグとの違い
Airタグとの違いは通信方法です。
Airタグは単体で位置情報を通知できず、近くにあるiPhoneとBluetoothで接続して位置情報を受け取ります。なので近くにiPhoneがないと使えません。
一方モニモトは単体で位置情報を通知できます。正確性、確実性はモニモトの方が圧倒的に高いです。
GPSのデメリットはコスト。スマホをもう一台契約するような感じなので、通信費として年間49ドル(年間約6000円月500円)がかかります。
使ってみた感想
値段は高いけど、高い理由は使ってみると納得できるものでした。
良かったことは、何も考えずに使えること。設置さえしてしまえば、あとは普段通りバイクライフを楽しむだけでOKです。
何も考えずに使えて、非常時はしっかりと通知してくれる。とてもよく考えられた商品だと思いました。
気になったのは、リアルタイムで追えないこと。おそらくバッテリーの消耗を抑える為だとは思いますが、非常時も通常時も基本的に『リアルタイムの位置情報』は分かりません。アプリから送られてくる直近の位置情報を待つだけです。
着信があってから、位置情報が送られてくるまでの数分がとても長く感じます(上の動画参照)。気になった時にサッと位置が確認できないのはちょっと残念なポイントでした。
とはいえ、気になったのはそのくらい。異常を検知してくれること、着信で知らせてくれること、電池が1年持つこと、面倒な設定がないことなどを考えるとこの値段を払う価値はあると思えるものでした。
『コスト的には問題ないけど性能は大丈夫なの?』って思ってた人は買いだと思います。
まとめ
- モニモト7ってどうなの?
→高いだけあって高性能。 - 使い方は?デメリットは?
→スマホとつないで設置するだけ
→リアルタイムで位置がわからない - 使ってみた感想は?
→コストが気にならなければアリ!
今回の記事をまとめると上のようになりました。防犯に月額費用を払うことに抵抗がありましたが、、バイクの車両保険に入るよりは圧倒的に安い。考え方次第では高いコストでは無い気もします。
ということで今回はここまでです。
最後までお読みいただきありがとうございます。