バイクの空気圧は月に1度は確認!空気圧が低いとバーストや燃費悪化の原因に!バイクのタイヤ空気圧に関する情報をまとめています。タイヤの空気っていれないとどうなるの?という疑問と空気の入れ方、確認方法をわかりやすく解説しています。
- タイヤの空気って入れないとダメなの?
- どのくらいの頻度で入れればいいの?
- 空気ってどのくらい入れるの?
普通にしてても空気は抜ける
バイクのタイヤは普通に走っているだけでも空気は少しづつ抜けていきます。月に1回くらいは空気を入れて適切な空気圧になるようにしてください。タイヤの空気圧が低い状態で走ってもいい事は1個もありません。
空気が抜けたタイヤは設置面積が大きくなり、グリップ力が高くなります。そのぶん摩擦が増えるのでで燃費が悪くなり、潰れた状態で使う事でタイヤの劣化を早めてしまいます。タイヤの空気圧は、適正値を保つことで『安全で快適な走行』と『維持費の節約』になります。
- ハンドルが重くなる
- タイヤの劣化が早くなる
- 燃費が悪くなる
- 最悪の場合、バーストする
タイヤの空気圧はどうやって確認するの?
バイクは軽いので、タイヤの空気圧を目で見て判断するのは難しいです。別売りの空気入れや空気圧チェッカーを使うと空気圧を確認することができます。っと言ってもわざわざ買うのは面倒ですよね。。
そんな人はガソリンスタンドに行きましょう。無料で空気をいれる事ができます。給油のタイミングで入れれば楽チンです。面倒な人はセルフ以外のスタンドに行けば、係員に言うと空気を入れてくれます。
ガソリンスタンドでバイクのタイヤに空気を入れる方法
セルフスタンドに行くと、上の画像のような空気入れを貸し出しています。事務所の近くや、洗車機の近くなどに置いてあるので探してみてください。給油場所でやると邪魔になるので、スタンド内の適当な場所にバイクを止めて、空気入れを持ってきて作業すると良いです。
step1:バイクの空気圧を確認
まずはバイクの空気圧を確認しましょう。大概チェーンガード付近にシールが貼ってあります。シールが見当たらない人や、分からない人は取扱説明書を確認してください。取扱説明書もなくしちゃった!という方は下のURLからダウンロード可能です。
HONDA公式HP 取扱説明書ダウンロードサイト:
https://www.honda.co.jp/ownersmanual/HondaMotor/motor/
SUZUKI公式HP オーナーズマニュアルサイト:
http://www1.suzuki.co.jp/motor/owners_manual/index.html
YAMAHA公式HP 取扱説明書PDFダウンロード:
https://www2.yamaha-motor.co.jp/Manual/Mc/
KAWASAKI公式HP :
https://www.kawasaki-motors.com/after-service/instructions
step2:空気を入れる
空気圧がわかったら空気をいれていきます。コンプレッサーには『空気を入れる』と『空気を抜く』の2つのボタンかレバーがあります。上の画像はボタンタイプです。上のボタンを押すと空気が入り、下のボタンを押すと空気が抜けます。
レバータイプの場合もあるので、タイヤに挿す前に『どこを押すと空気が入って』、『どこを押すと空気が抜ける』かを確認しておくと安全です。
確認ができたらエアバルブに差し込んで、必要な空気圧になるまで空気を入れます。必ずメーターを見ながら入れてください。空気を入れている間はメーターが振り切って見えない場合もあるので、チマチマ入れるようにしましょう。
バイクのタイヤに入らない場合もあります
空気入れの形状は、ガソリンスタンドによって様々です。変な角度のものだとバイクのタイヤに合わなくて使えません。このスタンドは入れれる!このスタンドは入れれない!などと覚えておくと便利です。
空気圧は高すぎてもダメ
空気圧を基準値以上に高くすると、摩擦抵抗が減ってブレーキの効きが悪くなったり、タイヤが硬くなることで乗り心地が悪くなるったりします。サーキットや雪道、オフロードなどの特殊な道を走る時に、敢えて空気圧を調整することはありますが、普通の道を走る場合はメーカー指定の空気圧にしましょう。
タイヤの空気圧が低いとバーストする
バイクや自動車の空気圧が低い状態で乗り続けると、最悪の場合タイヤがバーストしてしまいます。『スタンディングウェーブ現象』と呼ばれるもので、空気圧が低い状態で走ると、タイヤが波を打つようにたわみ、発熱してタイヤが損傷し爆発します。
上の画像は、JAFが公開している『空気圧不足でも起きるタイヤのバースト』という検証動画から抜粋した画像です。(出典:タイヤの空気圧不足でも起きるタイヤのバースト)
画像左が『適正な空気圧のタイヤ』で画像右が『半分しか空気が入ってないタイヤ』です。赤く囲った部分は、『スタンディングウェーブ現象』によって変形している部分です。
車の重さで押しつぶされたタイヤは、地面から離れて元に戻ろうとし、また潰されるというのを繰り返します。この繰り返しにより、ウェーブが発生しタイヤの表面温度がどんどん上昇していきます。
そして最終的にタイヤがバーストします。バイクでバーストしたらバランスを崩してしまうので大変危険です。考えただけでも怖いですね。。
実験では、結果を早く確認するために210kmで走らせていますが、空気圧不足のままで長期間タイヤを使い続ければ、法定速度内でもバーストする可能性があるそうです。
パンクが原因の故障は多い
順位 | 一般道路 | 高速道路 |
1 | 過放電バッテリー (764,626件) | タイヤのパンク (28,335件) |
2 | タイヤのパンク (304,640件) | 燃料切れ (11,467件) |
3 | キー閉じこみ (226,711件) | 事故 (7.756件) |
4 | 落輪 (178,513件) | 過放電バッテリー (5,850件) |
5 | 破損バッテリー (123,550件) | 発電機 (1,896件) |
※JAFロードサービスの救援依頼件数(H26年度)
こちらはJAFロードサービスの救援内容別の依頼件数ランキングです。タイヤのパンク(バースト、エア圧不足を含む)は、一般道で2位、高速道路では1位ととても多くなっています。空気圧は運転手が気をつければ回避できるものなので、定期的な空気の補充がどれだけ大切かが分かります。
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最後に
さて、いかがでしたでしょうか?ついつい忘れがちな空気圧なので、給油の時に『前いつ入れたっけ?』なんて思い出してみてください。それでは今回はここまで!最後までお読みいただきありがとうございます。
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