どうもdaradaraです。
スパークプラグ(点火プラグ)とは、自動車やバイクを動かす重要な部品!車やバイクのパワー不足はプラグが原因かも?この記事では、正しいプラグの交換時期やプラグの種類を詳しく解説しています。通常のプラグとイリジウムプラグの違いや選び方のほか、オートバックス、イエローハット、2りんかん、ナップスの工賃の比較もあります。
- スパークプラグって何?
- スパークプラグの寿命や交換時期は?
- 最近自動車やバイクのパワーや燃費性能が落ちた
- プラグ交換しないで乗るとどうなるの?
- お店で交換できるの?自分でも交換することもできるの?
スパークプラグ(点火プラグ)とは?
スパークプラグ(点火プラグ)とは、ガソリンに火をつけて自動車やバイクを動かす為の重要な部品です。プラグが無いとエンジンは動きません。
上の画像は、一般的な4ストロークエンジンの動きをイラストにしたもです。点火プラグは、圧縮された混合気(ガソリン+空気)に火花を散らし、混合気を燃焼させます。エンジンを動かすには吸気、圧縮、燃焼、排気の4つが必要で、どれか1つでも欠けるとエンジンは動きません。スパークプラグが重要部品である理由は、燃焼という大事な任務を担っているからです。
構造や仕組み
スパークプラグは、中心電極から、外側電極に向かって火花を飛ばします。ガスコンロやライターに使われる電極と同じように、この火花によってエンジン内部のガソリンを燃焼させます。中心電極は直径が細ければ細いほど、力強い火花を散らすことができます。
スパークプラグの寿命や交換時期
スパークプラグの寿命
スパークプラグにも寿命があります。多少黒く焦げてても問題ありません。確認すべき箇所は、上の画像の①と②の電極の減り具合です。画像くらい減ってきたら交換のタイミング。スパークプラグの寿命はプラグやエンジンの種類によって異なります。時々電極部分を確認することで、寿命や消耗具合を判断しましよう。
- 燃費や加速が悪くなる
- エンジンがかかり辛くなる
- アイドリングが不安定になる
消耗したスパークプラグは火花が不安定になります。交換せずに使い続けると、燃費やエンジンの出力に影響が出て、最悪エンジンがかからなくなります。定期的な交換をしましょう。
走行距離と交換時期
普通車 | 軽自動車 | 二輪車 | |
交換時期 (長寿命タイプ) | 15,000~ 20,000km (100,000km) | 7,000~ 10,000km | 3,000~ 5000km |
上の表は”一般プラグ・白金プラグ・イリジウムプラグの交換時期の目安”です。通常のイリジウムではなく、長寿命タイプのイリジウムプラグは10万km使えるものもあります。あくまでも参考数値です、車種によってはこれ以上長く使える場合もあります。
自動車とバイクで交換時期が違う理由
(画像出典:wiki)
自動車は1万km以上使えるのに、バイクはなんで3000kmなの?って思いませんか。これは私なりの解釈ですが、原因はエンジンの気筒数だと考えています。自動車は6気筒8気筒が当たり前ですが、バイクは多くても4気筒。
仮に、6気筒のエンジンで6000回エンジンが回った場合、1気筒あたり1000回転となりますが、単気筒バイクであれば1気筒あたり6000回使われることになります。プラグの使用頻度も6気筒エンジンの6倍となることから、寿命に差がでると考えています。
簡単に言うと、“6人で仕事をしている会社”と、“1人で6人分の仕事する個人”みたいな状態です。仕方ないですね。
スパークプラグの選び方
一般プラグとイリジウムプラグの違い
上の画像は、通常の一般プラグとイリジウムプラグの比較画像です、イリジウムプラグは、一般プラグと比べて、中心電極が細くより強くて安定した火花を出すことができます。これがイリジウムプラグが一般プラグより優れているという理由です。
プラグの種類
一般プラグ | 白金プラグ | イリジウムプラグ | イリジウムプラグ(長寿命) |
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一般的なプラグ。イリジウムにくらべて、電極が太く火花が不安定。価格の安さが魅力 | 中心電極に白金を使用したプラグ。一般プラグより電極が細く、強力な火花を出すことができる。 | 中心電極のみイリジウムを採用したプラグ。白金より電極を細くできるため性能が高い。 | 中心電極にイリジウム、外側電極のに白金を使ったタイプ。性能も高く、長寿命 |
価格安い | 価格高い |
イリジウムプラグには通常版と長寿命の2種類があります。長寿命タイプは、外側電極部分に白金チップを埋め込んでおり、電極の消耗を防いでいます。
熱価とは?(冷え型・焼け型)
スパークプラグの熱価とは、プラグ放熱性能の値です。エンジン内部の燃焼に晒されて熱々になったプラグは熱を発散します。方熱性が高い方を高熱価(冷え型)、方熱性が低いものを低熱価(焼け型)といいます。エンジンをカスタムしたりしない限り、適合表に乗っている標準熱価のものを使いましょう。
熱価について詳しく知りたい方は下の動画を参考にしてください。(動画約2分)
車種別適合の調べ方
プラグには色々な種類がありますが、すべての種類がご自身の自動車やバイクに適合するわけではありません。購入前に適合表を確認し、自動車やバイクに適合するプラグをご購入ください。有名メーカー2社の適合確認は下記のURLから検索可能です。
NGK
http://www.ngk-sparkplugs.jp/search/index.html
スパークプラグ交換費用
お店で交換する場合の費用
自動車の場合 | バイクの場合 | ||
![]() オートバックス | ![]() イエローハット | ![]() 2りんかん | ![]() ナップス |
工賃: 1本500円 | 工賃: 1本500円 | 工賃: 1本700円 | 工賃: 1本700円 (複数の場合は割引あり) |
1本600円~2000円程度 | |||
作業時間: 20分~ | 作業時間: 20分~ | 作業時間: 30分~ | 作業時間: 15分~ |
有名4店舗(オートバックス、イエローハット、2りんかん、ナップス)の作業工賃と作業時間を比較してみました。自動車の場合の工賃は1本500円、バイクの場合は1本700円で交換が可能です。別途プラグ代金がかかります。それにしても何故自動車よりバイクの方が工賃が高いのでしょうか。。
自分で交換する場合の費用
スパークプラグは工具があれば、簡単に交換できます。特殊な車やバイクでない限り、交換作業はとっても簡単なのでトライしてみてはいかがでしょうか?ただし最近の車には車載工具が搭載されていないので、別途プラグレンチ等の工具が必要になります。車載工具があれば工具を買う必要はないので、気になった方は愛車の工具を確認してみてください。
まとめ
- スパークプラグはガソリンを燃焼させる部品
- 寿命は走行距離とプラグの消耗から判断!
- 交換しないとパワー低下&燃費悪化
- お店で交換可能!
- 自分でも簡単に交換できる!
さて、いかがでしたでしょうか?最近なんかパワーが足りないな、、なんて思っている方はスパークプラグを交換してみてはいかがでしょうか?
それでは、最後までお読みいただきありがとうございます。