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運営者(プロダクトデザイナー)
DARADARA
バイク歴7年。職業はプロダクトデザイナー。車用品メーカーで商品開発をしていた経験を生かして記事を書いています!
※記事の信憑性
カスタム・バイク用品系:プロダクトデザイナーとしての知見を使って書いています。
メンテ・整備系:『書籍』で学んだ内容をもとに書いています。
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バイク用スイッチボックス交換で悩んでますか?本記事ではバイクのスイッチボックス交換方法を紹介。配線方法&取付、加工方法も解説!ハイスロやハザードスイッチ用にも便利な商品なので取付方法が難しそうって悩んでる方にオススメです。
- スイッチボックスを交換したいけど配線がわからない
- ハイスロやハザード用に使えるスイッチボックスは?
- 交換や取付に必要なものは何?
自分で出来るバイクのスイッチボックス交換!

FTR223の純正スイッチをデイトナ製の汎用スイッチに交換するまでの作業内容を紹介します。配線の加工など面倒な事はありますが、ゆっくりやれば自分でも交換できる内容だったので、ハイスロ化やハザード用のスイッチを検討中の方にオススメの内容です。
ちなみに私はハザード用のスイッチを一体式にしたかったのでこの商品を買いました。
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Daytona ユニバーサル集合スイッチ 右側

Daytona(デイトナ)ユニバーサル集合スイッチ 右側・・・定価4600円
今回使ったスイッチは、デイトナ製のユニバーサル集合スイッチです。右用と左用があるので購入時は注意してください。本体はFTR純正スイッチよりは少し大きなサイズ。高級感があるわけではないですが、純正風の仕上げなのでバイクに馴染みます。スイッチのフリクションもまずまずかなこのスイッチは汎用品なので配線を加工する必要があります。若干難易度は高いですが、落ち着いてやれば問題ありません。
交換に必要なもの

- DAYTONA(デイトナ) ユニバーサルスイッチ
- エーモン ターミナルセット
- エーモン 配線コード E536
- DAYTONA(デイトナ) コネクターセット 110型 6極
- DAYTONA(デイトナ) 平型端子セット ブレーキスイッチ187型
費用 | 難易度 | 時間 |
約8000円 | やや高い | 数時間〜1日 |
交換に使ったものはこちらです。費用は8000円程度、時間は半日くらいかかりました。とはいえ、ほとんどは配線方法の検討だったので皆さんは数時間でできると思います。純正ケーブルを傷つけない方法で交換したかったので、カプラーや端子類も購入しています。この方法でやれば最悪失敗しても純正をそのまま使えるのでオススメです!保険なんていらないぜ!っていうワイルドボーイは、純正ケーブルを流用して使ってください。
配線図と配線方法

加工後の配線加工図がこちらです。いや〜苦労しました。ネットにヒントがなかったので、数時間サービスマニュアルと睨めっこ。じーっと見つめた結果この配線方法にたどり着きました。セルのハーネスがFTRは3本、デイトナスイッチは4本だったので、セルのOFF側とON側それぞれにプラスを分岐させています。正直これが正しい方法かどうかは分かりませんが、今の所問題なく使えているので良しとしています。
交換方法

配線方法がわかった所でここからは実践編です。分かる人なら上の配線図だけで理解していただけそうですが、せっかくなので配線方法や取付方法も紹介していきます。
step1:スイッチを取り外す

まずは純正スイッチボックスを取り外します。FTRの場合は右側のグリップを外して、スイッチボックスのネジを2本とブレーキについている端子を外すとスイッチボックスが外せます。
私のFTRはなぜかグリップのネジが超絶硬くて外すのに苦労しました。。話が長くなるので、なめたネジについては今後別の記事で書いていきます。

スイッチを取り外したら、ヘッドライト裏のカプラーを外しましょう。ヘッドライトは左右のプラスネジを外してからレンズの上を引っ張るように取り外すとスムーズに取外し可能です。カプラーは硬いので、爪を抑えながら垂直に引っ張ってください。変にクネクネすると端子がバカになってしまう場合があります。
step2:配線を加工する

あとは先ほど紹介した配線図の通りにコードを加工するだけです。ちなみに上の画像はFTR223のサービスマニュアル記載の配線図です。FTRのセルスターターが3本なのに対し、デイトナはセルが4本あります。これが最大の悩みでしたが、デイトナのON側とOFF側両方にFTRのプラス(黒茶)を分配することで無事に動作しました。全てのHONDA車が3本ではないと思いますが、同じスイッチボックスを使っている場合はこの配線図が参考になるかもしれません。

続いて配線の加工です。順番はお任せしますが、私は黒いコードを分岐させる所から始めました。分岐させることを意識しながら、適度な位置でコードの皮膜を剥きます。
中の銅線を切らないように慎重に行ってください。私はカッターで少しづつ皮膜を切りました。まぁ切れちゃったら半田で付ければ大丈夫です。

黒のコードから黒と赤の2本を分岐していきます。画像は間違えて黒2本になっていますので、真似しないようにしてください。1本はセルの赤、1本は買った配線コードです。
専用端子を買い忘れたので、ギボシを使って無理やり分岐しちゃいました。加工後にギボシ部分にビニールテープを2周くらい巻いて絶縁処理をしています。出来れば分岐専用の「スプライス端子」を使ってください。そしてテープより熱収縮チューブの方が安全。

スイッチの黄色コード1本を切ってブレーキ用端子に振り分けます。純正スイッチと同じくらいの長さになるようにカットしましょう。先ほど分岐した黒いコードはブレーキ用なので、こちらも長さを調整したらデイトナのブレーキギボシを取り付けます。
ゴムカバーを先に付けてから加工することを忘れないようにしてください。適宜ビニールテープを巻いてケーブルを保護しましょう。ビニールテープでも大丈夫ですがベタベタするので私はエーモンの結束テープを使っています。この辺はお好みで

最後にカプラーに付属しているギボシを取り付けてカプラーに差し込みます。突起を上にした時の差し込み順は上の画像の通りです。私のFTRはこれで動作しました。ON/OFFスイッチは後付けしたハザード用に回しています。ハザード機能の後付けについては下の記事をご覧ください。ちなみにこのカプラーはHONDAの純正カプラーと互換性があったので、本体側のカプラーは交換不要です。超便利。
step3:あとは元に戻すだけ!

完成したら元に戻して完成です。念のため完全に組み立てる前に、動作チェックをしてください。これが一番ドキドキする瞬間ですよね〜。私も心臓が爆発するかとヒヤヒヤしましたが、問題なくエンジンがかかって一安心。
昼頃始めたカスタムだったので、完成後はどっと疲れがでました。。ひや〜無事終わって何よりです。
まとめ
さて、いかがでしたでしょうか?スイッチボックスのカスタムが出来た事で、また一つバイクに関する知識と経験が増えました。簡単だろうと始めた事でも、色々と障害が発生するものですね。今後も定期的にFTRをカスタムしつつ、バイクカスタムに関する知識を深めていきたいと思っています。
それでは今回はここまで!最後までお読みいただきありがとうございます。