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運営者(プロダクトデザイナー)
DARADARA
バイク歴７年。職業はプロダクトデザイナー。車用品メーカーで商品開発をしていた経験を生かして記事を書いています！
※記事の信憑性
カスタム・バイク用品系：プロダクトデザイナーとしての知見を使って書いています。
メンテ・整備系：『書籍』で学んだ内容をもとに書いています。
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本記事では、ズーマーX用のキャリアをワンオフで作った時の様子を紹介。費用やスケジュールなど、設計から納品までの道のりを画像付きで記事にしています。
ズーマーX用ワンオフキャリアを作った！
どうもdaradaraです。今回は久しぶりの『ワンオフパーツの製作記録』です！
ズーマーXのキャリアをワンオフで作った様子を紹介します。
依頼内容
- ズーマーX用のキャリアが欲しい！
- タンデムバーも欲しい！
- 背もたれも欲しい！
依頼内容はこんな感じです。前回PCX用のキャリアをご注文してくれた方が、リピートで注文をしてくれました。
ありがとうございます！
▼詳細は前回の記事をご確認ください▼
PCX用ワンオフキャリアを作った！流れや費用！既製品を流用して製造 スケジュールと費用
| 総額費用 | かかった日数 |
| 13万円 | 連絡から4ヶ月 |
期間は4ヶ月程度、総額13万円でした。(前回同様)
この総額には製造費＋私の設計費＋部品購入代が含まれています。
ここからはこの５ヶ月間の動きを紹介します。
STEP1：入念なやりとり
まずはメールで内容をすり合わせます。
基本条件は前回同様、ズーマーXに対応したタンデムバーにキャリアを溶接する方法で進めることになりました。
既製品を使うことで、実車を確認せずネットのやりとりだけで進めます。
STEP2：ベース既製品の選定
続いてベースとなる既製品を選定します。
既製品は前回同様、WirusWin(ウィルズウィン)というメーカーのバックレスト付きタンデムバーを使います。
値段は1個1万8000円です。
STEP3：3Dデータ作成
3DCADを使ってデータを作成します。
パイプの寸法などは前回のデータを参考にして決めました。
データができたらお客さんにも確認してもらって、修正や調整をしていきます。
STEP4：工場に見積もり
イメージができたら工場に見積もりをとります。
協力してくれる工場が増えてきたので、何社かに相見積もりをとって安く作れる工場を探します。
工場から見積もりが出たら、私の工賃を足してお客さんに見積もりを提出。
問題ないとのことだったので、着手金として50%を支払っていただき本格着手です。
STEP5：モック作成
ベースの既製品を購入しモックアップを作成。
実車確認ができないので、FTRでサイズを確認しながら、データを仕上げていきます。
STEP6：工場に発注
お客様の承認をもらって工場に発注します。1~2ヶ月程度で完成品が送られてきます。あとはドキドキしながら待つだけ！
完成品
完成品がこちらです。
イメージ通りにできて一安心。とても綺麗に作っていただき大満足です。
背もたれも問題なく装着できました。ボルトで着脱可能です。
近くでみるとこんな感じです。
溶接もとっても綺麗。仕上げは磨きにしてもらいました。
(もちろん塗装することもできます)
完成品をお客様に送って仕事は完了です。
ワンオフのご相談について
この記事を読んで『私もワンオフで作りたい！』って思った人は是非ご相談ください。(値段はちょっと高いけど)
他の工場で断られた人、キャリア以外でもOKです。
