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運営者(プロダクトデザイナー)
DARADARA
バイク歴7年。職業はプロダクトデザイナー。車用品メーカーで商品開発をしていた経験を生かして記事を書いています!
※記事の信憑性
カスタム・バイク用品系:プロダクトデザイナーとしての知見を使って書いています。
メンテ・整備系:『書籍』で学んだ内容をもとに書いています。
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どうもdaradaraです。
今回はバイクのハンドル交換方法をご紹介!ど定番のカスタムだけど、意外と加工方法や取り付けに関する記事が少なかったので記事にしました。交換費用や穴開け加工、取り付けまでFTR223を使って細かく書いていきます。
誰でも簡単交換!とまでは言えないけど、準備と理解さえしていればスムーズに行うことができました。
自宅でできるバイクのハンドル交換(用意する物)
- POSH スーパーバイクバー ブラック / ステンレス (031067)・・・3800円
- センターポンチ・・・150円
- 9段ステップドリル 鉄工用 ・・・1400円
- キタコ グリップボンド ・・・263円
- 電動ドリルセット ・・・300円
- プラスドライバー・レンチ (8mm / 12mm)
- トルクレンチ・パーツクリーナー・その他 (定規、サインペン、556等)
交換費用(目安) | 交換時間(目安) | 難易度 |
ハンドル費用+2000円 | 2時間 | ★★★ |
今回使ったものはこちらです。基本的な工具があればハンドル代金+2000円くらいで交換できました。ハンドルの形状が大きく変わるとコード類の長さを変えたりする必要になるので、費用は追加になり作業内容も多少変わると思います。
電動ドリルはホームセンターで借りれる!
コーナン | 島忠 | DCM | |
費用 | 300円 | 324円 | 250円 |
貸し出し日数 | 2泊3日 | 1泊2日 | 2泊3日 |
電動ドリルはホームセンターで借りられます。買うと場所とるし、実際ほとんど使わないのでレンタルはありがたいですね。ビットやドリル部分は貸出がないので自分で購入しています。
結構人気で貸し出し中になっていることも多いので、事前に連絡して確認するいいかも。
交換したハンドル
私はPOSHのハンドルを買いました。純正同等サイズで、色だけ黒いものを探した結果、もっとも近かったのがPOSHだったからです。
色は艶のある黒。私のFTRはフレームが黒艶なので、それに合わせて艶のある黒をチョイス。ギラギラの光沢はなく、真っ黒というよりはちょっと青が入ったような黒でした。
ハンドル選びで迷っている人は下の記事がオススメです!
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交換作業内容
準備ができたら交換作業に入ります。FTR223を使って実際に交換していきますが、やり方は車種によって多少異なります。基本的な流れは同じだと思いますので、適宜工具を使い分けて作業してください。
step1 : 古いハンドルを外す
まずは右側のグリップを外します。FTRはドライバーで2箇所のネジを外すだけでOK。ネジが硬かったら、ラスペネを隙間に吹き付けると緩みやすくなります。
そのまま右側のスイッチボックスも外しましょう。FTRはドライバーで外せます。
続いてブレーキレバーのクランプを外します。ここはレンチです。確か8mmのレンチだったと思います。
左側のスイッチボックスと、クラッチレバーも外しましょう。FTRは画像の丸印のボルト4箇所を外すと取れます。どこにどのネジが刺さってたか忘れないようにしましょう。
step2 : グリップを外す
グリップを再利用する人はグリップも外しましょう。パーツクリーナーを隙間に吹き付けるとスポッと抜けます。新しいグリップに交換する人はそのままでも大丈夫です。
こんな感じで引っこ抜けます。茶色の汚れはグリップの接着剤です。パーツクリーナーを吹き付けて、キッチンペーパーで擦れば綺麗に落ちます。
step3 : 新しいハンドルに穴を開ける
新しいハンドルにスイッチボックス用の穴をあけます。純正ハンドルの穴の距離を測って、同じ距離で穴を開けると失敗しません。
スイッチボックスの向きもこの穴で決まります!穴を開ける角度も気にしながら穴位置を決めましょう。
穴の位置が決まったら『ポンチ』で印をつけます。これをやるとドリルの刃が滑らなくなって、正確に穴を開けれるようになります。1本200円くらいで買えますよ。
ドリルでゆっくり穴をあけます。穴を開けるというより、ポンチの傷をじわ〜っと広げるようなイメージです。ハンドルが回らないように、しっかりと足で固定してください。
切削油の代わりに、556を少し吹き付けると摩擦が減って削りやすくなります。刃に少しかけて掘る、かけて掘るを繰り返していく感じです。
追記:ハンドルウエイトをつけたほうが良いかも
社外ハンドルにするならハンドルウエイトを入れたほうが良いかも。純正ハンドルには元々入ってるんですが、社外品にはウエイトが入ってません。
これが無いとハンドルがめちゃめちゃ振動します。
▼ウエイトの取り付け方法▼
【振動減少効果あり】運転が楽になる!バイク用ハンドルウェイトの取付方法!
▼非貫通グリップ用のウエイト▼
▼貫通グリップ用のウエイト▼
step4 : グリップの取り付け
穴が空いたらグリップを取り付けます。グリップボンドを少量ハンドルにぬりましょう。コツは薄く塗る事。塗りすぎるとグリップを挿した時にボンドが出てきちゃいます。
ボンドの保管方法:ジップロックに入れて冷蔵庫で保管すると劣化を防げます。
▼グリップ選びで迷ってる人へ▼
バイクグリップのおすすめ人気14選!タイプ別に紹介、選び方の注意も
グリップを挿すときもパーツクリーナを軽く吹き付けると挿しやすくなります。
ぬる〜っと差し込んであげます。はみ出たボンドを拭き取って、グリップの向きも整えます。綺麗にハマったら乾くまで放置。その間に他の部品を取り付け作業を終わらせます。
step5 : 組み立て
あとは逆の手順で組み立てていけば完成です。スイッチボックスの突起はハンドルに開けた穴に合わせます。
こちらは右側。同じように位置を合わせてはめ込みましょう。ネジの締め忘れ、つけ忘れがないように注意してやりましょう。
部品の取り付けが終わったら、ハンドルのアッパーホルダーを本締めします。
FTRのハンドル固定部分のトルクが分からなかったので、他のサイトを参考に一旦20Nで固定しました。これで作業は終了。あとはテスト走行しながら様子をみてみます。
追記:FTRのサービスマニュアルにも書いてありませんでした。。
FTRのサービスマニュアルを入手しましたが、締め付けトルクに関する記載がありませんでした。。別のところに書いてあるかもしれないので、見つけ次第アップします。
アッパーホルダーの向きや締め付け手順は参考にしてみてください。
前側のボルトを先に締めてから、後ろを締めるといいみたいです。
確認とテスト走行
完成後は取り付け忘れた部品がないか、ハンドルを曲げた時にアクセルが回ったりしないか、ライト類は正常に動くかなど各種点検を行います。近所をドライブしてバイクの挙動に問題がないか確認するといいと思います。
最後に
さて、いかがでしたでしょうか?作業工程は多いですが、無事交換することができました。ハンドル交換の参考になれば幸いです。最後までお読みいただきありがとうございました。