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DARADARA
バイク歴7年。職業はプロダクトデザイナー。車用品メーカーで商品開発をしていた経験を生かして記事を書いています!
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今更だけどピカールって何?本記事ではピカール(金属磨き)の使い方、成分、番手などを紹介。実際に使いながら効果も検証!ピカールの購入を検討中の方、使い方を知りたい!って人にオススメの内容。
- ピカール金属磨きって何?
- 使い方は?どんな物に使える?
- 成分や番手ってどのくらい?
ピカール金属磨きって何?
どうもdaradaraです。今回のテーマは『ピカール(金属磨き)』についてです。バイクや車、DIY好きな人なら1本は持ってるであろうピカール。そんな定番商品の使い方や効果などを実際に検証しながら解説していきます。
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ピカールは液体の金属磨き
ピカールは液状の金属用やすりです。液体に含まれる研磨剤で金属のくすみ、極軽度の傷やサビなどを落としてピカピカにしてくれます。
バイク、車、自転車の金属部品の磨きに最適です。研磨剤って言っても4000番程度の細かいものなので、大きな傷やサビは落とせません。
成分 |
研磨剤(20% アルミナ系鉱物)・脂肪酸・灯油 ※研磨剤は4000番程度 |
塗装面やメッキ部品には使えない
ピカールは裸の金属専用です。同じ金属でも、塗装やメッキなどの表面処理がされた部品には使えません。もちろん金属以外の革、紙なんかにも使えません。プラスチックは使える場合もあるそうです。
使用に適するもの |
真鍮、銅、ステンレス、アルミ、錫、鉄、等の金属、及びプラスチック類。 |
使い方と効果
ピカールの基本情報が分かったら実践編に突入です。今回は硬貨と汚れたバットを使い、使い方とピカールの効果を検証していきましょう。(検証用に半分だけマスキングしています。)
step1:布やウエスに少量つける
まずはピカールをよく振って、ウエスや布に少量取り出します。少量ってのがコツ。量が多すぎると使いにくいです。※ウエスはキッチンペーパーで代用可。
ピカールを出すときのコツは、上の画像のように、ウエスや布で蓋をするように持って、本体をひっくり返して元に戻す。こうする事で安全に汚さずに液体を少量取ることができます。
step2:金属部分に塗るように磨く
まずは磨きたい部分に塗るように伸ばしていきます。そうすると金属が曇った感じになってくるので、そのまま軽〜く磨いていきます。
結構手が汚れるので、ゴム手袋があると便利。最近私はコレを使っています。
step3:だんだん曇りがなくなってくる
上の画像のように曇りがなくなってくるまで磨きます。この時に液体が多すぎると何回擦っても曇りが取れません。曇りが取れなければ少し液体を拭き取りましょう。
step4:綺麗な布や紙でふき取る
曇りが取れてきたら綺麗な布で拭き取りましょう。綺麗になってれば作業終了です。まだまだピカピカにしたい!って人は繰り返しこの作業を続けてください。
磨きに満足したら、最後に中性洗剤などで流しましょう。
効果比較
こちらがピカールで軽く磨いたステンレスバットです。(画像右側だけピカールを使用)傷やシミは落ちませんでしたが、輝きが出て綺麗になっています。
傾けてみるとよりわかりやすいですね。全体のくすみが取れて鏡面に近くなりました。
同じ要領で硬貨を半分だけ磨いてみました。どうですか?長年の汚れもピカールで数回磨くだけでこの通り。もっと磨けばもっと輝きます。
注意:ピカールでは傷は消えない
ピカールは仕上げ用なので、傷を消すのは至難の技。本気で傷を消したいって人は、やすりがけをしてからピカールを使うと綺麗になります。
上の画像はバイク用マフラーを綺麗にしたときのもの。詳細は下記記事をご覧ください。
>【作業紹介あり】分解洗浄!スーパートラップのレストアに挑戦!!
注意:水垢も落ちる!でも室内使用は注意
ピカールは水周りの水垢落としにも最適です。ただしピカールには独特の匂いがあるので、大量に使うと風呂場がピカール臭くなります。部分的な使用くらいにしておきましょう。
注意:アクセサリーは専用品がオススメ
アクセサリーを綺麗に磨きたい!って人はピカールより金属磨きクロスがオススメです。細かいものならこっちの方が使いやすい。
ヘッドライトの黄ばみに(応用編)
応用編として、樹脂ヘッドライトの黄ばみ落としにもピカールは有効らしいです。私は実際にやったことがないのであれですが、、。
公式サイトでも、使用方法としては問題ないと担当者は回答していました。が、あくまでも金属用なので自己責任でやってほしいとの事です。
問:ピカール液は車のヘッドライトの黄ばみ、曇りに使えますか?
答:ピカール金属磨きには、研磨剤が入っていますので、プラスチックの凹凸の研磨などに使う人もいます。 私もネット上の個人サイトなどで、作業例を見ましたので、個人的に使用するのは問題ないと思います。 しかし個人ホームページでも紹介されていたりするものを当店に聞くということは、「販売者としての公式見解」を求めていると判断し、 「ピカール液は金属磨きとして販売されているものですので、金属以外への使用は目的外です。 現実に使ってる人も把握していますが、当店が可否を判断すると賠償問題にもなりかねないので、 金属以外に使用は自己責任において目立たないところで試して安全を確認してからご利用下さい」 と説明しています。
(引用:日本塗料工業公式HP)
まとめ
- ピカールは金属を磨く液体ヤスリ
- 布につけて拭くだけでピカピカ!
- メッキや塗装部品には使えない
- 番手は4000番くらい
今回の記事をまとめると上のようになりました。ところでピカールは昭和24年(1949年)に発売された商品だそうです。ひょえ〜すごい古い商品。超ロングセラーですね、これだけ長く売れ続けるって本当にすごい。
っとまぁ話は脱線しましたが、金属磨きって楽しいので、是非みなさんも挑戦してみてください。
ということで今回はここまでです。最後までお読みいただきありがとうございます。