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運営者(プロダクトデザイナー)
DARADARA
バイク歴7年。職業はプロダクトデザイナー。車用品メーカーで商品開発をしていた経験を生かして記事を書いています!
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カスタム・バイク用品系:プロダクトデザイナーとしての知見を使って書いています。
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ネジやボルトの並目(なみめ)と細目(ほそめ)って何が違うの?本記事では並目と細目の違い、メリットデメリットなどを分かりやすく紹介しています。
- 並目と細目って何が違うの?
- メリットとデメリットは?
- どっちが主流なの?
ネジの並目と細目の違いは?
どうもdaradaraです。需要があるかわかりませんが、今回は『ネジの並目と細目の違い』について記事を書きます。
マニアックな内容なので、気になって夜も寝れないって人だけ読んでみてください(笑)
並目と細目はピッチが違う
並目と細目はネジ山のピッチが違います。並目よりネジ山が細かくなってるから細目です。お互いに互換性はなく、並目用のナットに細目のネジは入りません。
呼び径 | ピッチ(並目) | ピッチ(細目) |
M5 | 0.8 | 0.5 |
M6 | 1.0 | 0.75 |
M8 | 1.25 | 1.0 |
M10 | 1.5 | 1.25 |
読み方は並目(なみめ)と細目(ほそめ)。私は『細目(さいめ)』読んでました。JIS表記上の正式な読み方は『ほそめ』だそうです。
一般的なのは並目
通常のネジは並目です。特別な目的がないかぎり並目のネジを使います。ホームセンターには並目と細目の両方が売っているので、間違えないようにしましょう。
持ってるネジが並目か細目か判断できない場合は、ピッチゲージを使うと見分ける事ができます。ミリ用とインチ用があるので注意。
細目は強度が高い
細目は並目より強度が高いです。理由は上の画像の通り、並目も細目も山の角度は同じなので、細目の方が谷が浅くなって芯が多く残るからです。
本当はM8がいいんだけど、スペース的にM6しか使えない。。みたいな時はM6の細目を使ったりするみたいです。
強く締まり、緩みづらい
並目と細目のボルトを同じ力で締めると、細目の方が強く締まり緩みづらくなるという特徴があるそうです。
理由は細目の方が螺旋の角度が緩い→小さな力で回る→同じ力でもより多く締められる→結果強く締まって緩みにくくなる。という理論だそうです。
ネジ山が低くデリケート
細目のデメリットはデリケートさ。ネジ山が小さいのでちょっとしたゴミや砂でもネジ山が痛んでしまいます。
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参考文献はカス虎
この記事は愛読書『カスタム虎の穴』を参考に書いています。バイクの整備やカスタムをマニアックに教えてくれる面白い漫画です。
全7巻のうち、Ⅱ-3巻は1冊まるまるネジの話。波目と細目の話は110~120ページにもっと詳しく書いてあります。面白いので興味がある人は是非!
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まとめ
- 並目と細目って何が違うの?
→ネジのピッチが違う - メリットとデメリットは?
→高性能だけどデリケート - どっちが主流なの?
→並目が一般的。
今回の記事をまとめると上のようになりました。非常にマニアックな情報なので、需要はなさそうですが、、。どこかのだれかの役に立ててたら幸いです。