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運営者(プロダクトデザイナー)
DARADARA
バイク歴７年。職業はプロダクトデザイナー。車用品メーカーで商品開発をしていた経験を生かして記事を書いています！
※記事の信憑性
カスタム・バイク用品系：プロダクトデザイナーとしての知見を使って書いています。
メンテ・整備系：『書籍』で学んだ内容をもとに書いています。
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今さら聞けない『レギュラーガソリン』『ハイオク』『軽油』の違いを分かりやすく紹介しています。ハイオクとレギュラーの違いはオクタン価？レギュラーの車にハイオク入れたらどうなるの？などなど、ガソリンの疑問を全て解決します！
- レギュラーとハイオクの違いは？
- オクタン価って何？
- ハイオク車にレギュラーガソリン入れちゃった！
- レギュラー車にハイオク入れちゃった！
- 入れ間違いを防ぐ方法ってあるの？
レギュラーとハイオクの違いとは？
自動車やバイクに使われる燃料には『レギュラーガソリン』『ハイオクガソリン』と『軽油』があります。それぞれ目的や仕様用途が違います。間違った使い方をすると自動車やバイクが壊れる可能性があるので、しっかり理解して正しく使いましょう。この記事では、レギュラーガソリンとハイオクガソリン、軽油の違いについて紹介しています。
ガソリンと軽油は別物
ガソリンは原油から出来ています。原油はそのままでは使えないので、精製して『LPガス』『ガソリン』『灯油』『軽油』『重油』などに分けていきます。
上のイラストは、原油の精製方法のイラストです。原油の精製はウイスキーのような蒸留方式で行います。具体的には、原油を熱して気化させ、気体を冷やして液体に戻します。蒸気の温度が、30度〜180度の範囲にある部分をガソリンとして使います。240度〜350度の部分は軽油として使います。このように軽油とガソリンは原油の使う部分が異なります。
『レギュラーガソリン』と『ハイオクガソリン』は同じガソリンから作られます。ハイオクって高級感があるので、エクストラバージンオイルのような、上質な原油から作られたものだと思っていましたが、実は原料は同じなのです。ガソリンに混ぜる添加物でハイオクとレギュラーを作り分けています。
ハイオクとレギュラーの違いはオクタン価
オクタン価は、ガソリンの燃えにくさを表す値で、オクタン価が高くなるほど燃えにくいガソリンになります。ハイオクとはオクタン価が高いという意味の、『ハイオクタン価ガソリン』の略称です。
あれ？ハイオクの方が燃えにくいの？って思いませんでしたか？私も調べるまでは勘違いしていました。実はハイオクの方が燃えにくい燃料なんです。
なぜハイオクは燃えにくいのか
ハイオクは、敢えて燃えにくいガソリンを使うことで、圧縮前の燃焼を防ぐ目的があります。
上のイラストは、『正常時』と『異常燃焼時』のエンジンの動きをイラストにしたものです。正常時は、吸気と圧縮後に燃焼していますが、異常燃焼時は圧縮前に燃焼してしまっています。これはガソリンに点火する前に、勝手に燃焼してしまっている状態です。(通称ノッキング)
燃えにくいハイオクを使うことで、レギュラーガソリンより圧縮比を高めることができ、安定したパワーのある走りを実現しています。スポーツカーや高級車に、ハイオクが使われる理由はここにあります。
ガソリンスタンドによってオクタン価が違う？
レギュラーガソリンは、各社で在庫を共有できる『バーター取引』という制度を使っているので、品質は同じです。A社にB社のガソリンが混ざっているということが良くあるそうです。(出典：jnews)
ハイオクの場合は、各社で微妙に差があります。数パーセントの違いが、どのくらい影響するかはわかりませんが、、こだわる人はオクタン価基準値の高いスタンドに行きましょう。下の表は、有名スタンドのハイオクのオクタン価基準値です。
 コスモ石油 |  ENEOS |
| ハイオクのオクタン価 99.5 | ハイオクのオクタン価 100 |
 シェル |  出光 |
| ハイオクのオクタン価 100 | ハイオクのオクタン価 100 |
※オクタン価の基準はレギュラーで89以上、ハイオクは96以上とJIS規格で定められています。
レギュラー車にハイオクを入れちゃった！
間違えてレギュラーガソリンの車に、ハイオクを入れても壊れることはありません。
ただし、燃費向上や洗浄効果はあまり期待できないと言われているので、故意に入れる必要はないと思います。基本的にレギュラー仕様の車であれば、レギュラーガソリンに合わせた設計になっているからです。ハイオクに変えても燃費向上やエンジン洗浄などの効果を感じることは難しく、ハイオクとレギュラーの価格差を考慮すると無意味なケースが多いそうです。(参照：wiki)
そこまで車の事を考えているのであれば、『フューエルワン』を入れた方がよっぽど効果あると思います。
→燃費向上やエンジン内部の洗浄に効果があるので、おすすめの商品です。使った事がない人は是非一度試してみてください。紹介記事も書いているので、気になった方は読んでみてください。
ハイオク車にレギュラー入れちゃった！
これはNGです。上で説明した異常燃焼により、燃費が悪化して出力が低下します。また、エンジンから異音が鳴ったり、不自然に振動したりするノッキング現象が発生し、最悪の場合エンジンが故障します。
ハイオク指定車の場合、緊急時の一時的なレギュラー使用は想定しているそうなので、1度くらい給油しても大きな影響はないそうです。。ただ念のためディーラーや販売店に相談する事をオススメします。(参照：wiki)
原則メーカー指定のガソリンを！
当たり前のことですが、燃料はメーカー指定のものを入れてください。燃料に合った最適な設計になっているので、指定の燃料が最も適しています。個人の判断で燃料を変えると、思わぬ故障や事故の原因になります。
入れ間違いを防ぐツール
一昔前は、当たり前の知識でも、今はハイオクとレギュラーの違いを知らない人も多いと思います。友人や家族に愛車を貸す機会が多い人は、入れ間違いを防ぐためにツールを上手く使って、愛車の故障を防いでください。
シールで間違い防止！可愛い見た目のステッカー！
蓋の裏に貼るシールタイプ。文字とアイコンで視認性が高く分かりやすい！300円程度で購入できる値段のやすさも嬉しいポイント。アイコンもシンプルで見た目も可愛い商品です。
視認性抜群！給油口にはめるだけ！
給油口につけるリングタイプ。視認性が高く確実性が高い商品。ワンコインで買える安さも魅力的です。リングタイプなので車に傷や跡を残しません。
超便利！キャップの置き忘れも防ぐホルダータイプ！
マグネットホルダータイプ。給油中にキャップを固定できるので、ボディーにガソリンが付着しません。間違い防止だけでなく、実用性も高いオススの商品です！
さて、いかがでしたでしょうか？
なんとなく知った気になっていたガソリンの知識。改めて調べてみると、案外しらなかった事も多くありました。。。日々勉強です！
それでは今回はここまで、最後までお読みいただきありがとうございます。
