【2020年】コロナがバイク業界に与えた影響!売上や需要はどう変わったか?

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DARADARA

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バイク歴7年。職業はプロダクトデザイナー。車用品メーカーで商品開発をしていた経験を生かして記事を書いています!

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カスタム・バイク用品系:プロダクトデザイナーとしての知見を使って書いています。
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コロナでバイクが売れた?本記事は2020年のコロナウイルスがバイク業界にどのような影響を与えたかを考察します。売上、販売台数、需要の変化とは?コロナでバイクは売れた?売れない?そんな疑問はこの記事でスッキリ。

  • コロナはバイク業界にどんな影響を与えた?
  • 販売台数とかはどう変わった?
  • バイク通勤が増えてバブル状態ってほんと?

2020年にコロナがバイク業界に与えた影響!

バイク業界 コロナの影響 考察

どうもdaradaraです。今回のテーマは『コロナとバイク業界』です。2020年にコロナがバイク業界にどのような影響を与えたのかを、販売台数や決算書を元に考察していきます。

報告会議用の資料を作るような感じで記事を書いているので、皆さんは会議を聞いてるような気分で読んでみてください(笑)

本記事は2020年12月時点での内容です。

▼関連記事▼

バイクの売上や需要はどう変わったか?

バイク コロナ 売上
  • コロナでバイクは売れたのか?
  • 大手4社の業績はどうなのか?
  • アメリカではどうなってる?

今回はこのあたりの疑問を紐解いてみます。『バイク通勤が増えた!』『コロナでバイクが売れてる!』なんて話を聞いたりしますが、実際はどうなんでしょうか?

国内販売台数が23%も増えた!

バイク コロナ 販売台数

(引用:https://www.zenkeijikyo.or.jp/statistics/2new-month)

バイク需要が増えて販売台数が増えました。昨年同時期に比べて約23%も増えており、思わぬ形でバイクブームが再来している状況です。まさに特需。

10月時点で昨対越え!

バイク コロナ 推移

(引用:https://www.zenkeijikyo.or.jp/statistics/2new-month)

今年の10月時点で去年の年間販売台数を上回っています。すごい!特に10月の売上がすごいので、残り2ヶ月でどれだけ伸びるかが気になりますね。

最近在宅が減ったなんて話も聞くので、バイク通勤需要が高まったんでしょうか?

でも大手4社は売上減

バイク コロナ 売上減

にもかかわらずバイクメーカーの売上は1~3割減。11月に発表された第三四半期の決算報告をみると、ホンダ、ヤマハ、スズキ、カワサキで10~30%くらい売上が減っています。

去年よりバイクは売れているのになぜでしょうか?

 売上前年同期比
HONDA5兆7,751億円
(4月~10月)
25.2%減
YAMAHA1兆0671億円
(1月~9月)
15.8%減
SUZUKI1兆2702億円
(4月~9月)
28%減
KAWASAKI6573億円10.8%減
(引用)
https://www.honda.co.jp/news/2020/c201106.html

https://response.jp/article/2020/11/09/340170.html
https://response.jp/article/2020/11/05/340060.html
https://response.jp/article/2020/10/30/339857.html

原因は海外の売上減?

バイク コロナ 原因

原因は『海外の売上が減った事』と『円高』であると各社は分析しています。日本ではバイク需要が高まったけど、海外では売れなかったんですね〜

確かに海外では外出禁止、ロックダウンなど大掛かりな対策をしていたイメージがありますよね。外出禁止なのにバイク買う人なんているわけがない。

日本のバイク需要が高まったのは、強制的な外出禁止やロックダウンなどをしていないからかもしれません。

HONDA二輪事業は多くの国で販売は回復してきているものの、為替影響などにより売上高は同5.7%減
(引用:https://www.honda.co.jp)
YAMAHA先進国を中心に足元での総需要は回復傾向にあるものの、新型コロナウイルス感染症の影響が大きく、販売台数が減少。また、各国の工場を一定期間操業停止し稼働率が低下したため、減収・減益となった。
(引用:https://response.jp)
SUZUKI大型二輪の販売シーズンである4~6月期の落込み、さらにインド、アセアンなど小型二輪の販売減少の影響
(引用:https://www.suzuki.co.jp)
KAWASAKI新興国向け2輪車の販売台数が前年同期の158万台から84万台と大きく減少したのが主な要因で、そのうえ為替レートが円高に推移したのが響いた。
(引用:https://response.jp)

こちらが各社の分析です。どの会社も共通して『海外の不調と為替』が原因で、売上が落ちたと分析しています。

ただ、徐々に回復傾向にあるというコメントあるので、最悪な状況からは抜け出しているようです。

儲かってるとしたらバイク屋?

コロナ バイク屋 売上

コロナで儲かってるとすればバイク屋。国内でバイク需要が高まってるわけですから、中古車や新車の販売は調子が良いって事になりますね。

乗る人が増えれば整備する人も増えるので『バイク修理屋』もきっと景気がいいんじゃないでしょうか?

あと、巣ごもりで洗車道具が飛ぶように売れてるなんて話も聞きますから、小売り+整備の『2りんかん』と『ナップス』も調子良さそう。

ちなみにハーレーも業績悪化

バイク コロナ アメリカ

(引用:https://www.asphaltandrubber.com/news/harley-davidson-sales-q3-2020/)

ちなみにハーレーも昨年より18%売上が落ちています。コロナ被害の大きいヨーロッッパやアメリカで売上を確保できなかったのが大きな原因。

逆にアジアでは、-7%と下げ率が低くなっています。

ウーバーも18%の売上減少

コロナ バイク ウーバー

あのウーバーも売上が減ってたって知ってました?売上が前年同期比18%減の3200億円。コロナ特需で一人勝ちしてるイメージでしたけど、なぜでしょうか?

ウーバー
(タクシー事業)
ウーバーイーツ
(宅配事業)

前年同期53%減
(13億6500万ドル)

前年の2.2倍の売上
(14億5100万ドル)

答えがこちらです。不調なのはタクシー事業の方で、人の移動が減ったことにより昨年より53%も売上が減ったとの事。

一方ウーバーイーツの方は、巣ごもり需要により、前年比2.2倍の売上という驚異的な数宇治を叩き出しています。14億ドルってことは、日本円で1500億円くらいです。

食べ物運ぶだけで年間1500億円。。ひょえーー

(引用:https://www.nikkei.com/article/DGXMZO65904800W0A101C2I00000)

まとめ

  • コロナはバイク業界にどんな影響を与えた?
    →国内需要は増だけど、海外で減って業績は悪い
  • 販売台数とかはどう変わった?
    →国内では昨年に比べて23%も増えた(1~10月)
  • バイク通勤が増えてバブル状態ってほんと?
    →メーカーは売上減、バイク屋が儲かってそう!

今回の記事をまとめると上のようになりました。

日本では特需で売れたけど海外は売上減。ただ海外市場も徐々に回復傾向。国内のバイク屋さんは儲かってるかもしれない!

っていうのが今回の考察の結果です。 こうやって一年を振り返ってみると楽しいですね。バイク+ビジネス系の話はウケがよさそうなので、今後も定期的に書いていきたいと思います。

ということで今回はここまでです。最後までお読みいただきありがとうござました。