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運営者(プロダクトデザイナー)
DARADARA
バイク歴7年。職業はプロダクトデザイナー。車用品メーカーで商品開発をしていた経験を生かして記事を書いています!
※記事の信憑性
カスタム・バイク用品系:プロダクトデザイナーとしての知見を使って書いています。
メンテ・整備系:『書籍』で学んだ内容をもとに書いています。
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一番多いバイク事故ってなんだと思いますか?バイク事故統計から発生率の高い事故を3種類の紹介と、その事故を起こさないようにする安全対策を解説しています。バイクに多い事故原因や対策を知りたい人にオススメの記事です。
- よくあるバイクの事故原因ってなに?
- バイクの事故率ってどのくらい?
- バイクで事故を起こさないようにするには?
バイク事故の3割は出会い頭
交通事故総合分析センターの統計によると、2017年度中のバイク事故の約3割は出会い頭の衝突(対車両のみ)でした。出会い頭は、すり抜けを多用する原付に多い事故で、51cc以上の二輪車が年間1500件なのに対して、原付は3871件と発生件数が倍以上多いという結果になっています。私も原付に乗っていた頃はよくすり抜けしていました。確かに危ないんですよねあれ。
二輪事故件数 トップ3 | 二輪 | 原付 |
1位:出会い頭 | 1509件 (19%) | 3871件 (38%) |
2位:車両への追突 | 1342件 (17%) | 1336件 (13%) |
3位:転倒(単独) | 1063件 (14%) | 752件 (7%) |
※()内は2017年度の二輪事故数との割合 / 引用:https://www.itarda.or.jp
死亡者が最も多いのは単独の衝突事故
バイクの死亡事故原因として最も多いものは、電柱やガードレール等への追突事故です。2017年度には二輪事故死者数の約30%に及ぶ117人の方が追突事故で命を落としています。原付よりもスピードのでる二輪車の方が、追突時の衝撃も大きくなるためか、死亡事故の発生率が高くなってしまいます。
二輪死亡事故原因 トップ3 | 二輪 | 原付 |
電柱等への衝突(単独) | 91件 (33%) | 26件 (18%) |
転倒 | 86件 (31%) | 5件 (3%) |
出会い頭 | 17件 (6%) | 62件 (43%) |
※()内は2017年度の二輪事故数との割合 / 引用:https://www.itarda.or.jp
バイクは転倒も多い
当たり前ですが、バイクは自立しないので転倒事故が多いです。立ちゴケや低速旋回時の転倒なら怪我で済みますが、スピードを出した状態で転倒すると命に関わります。転倒は二輪事故全体の10%程度ですが、死亡事故に繋がる可能性があるので注意が必要です。
転倒事故件数 | 死亡事故発生件数 | |
転倒(単独) | 1815件 | 91件 |
バイク通勤は事故率が高い
引用:https://www.keishicho.metro.tokyo.jp
警視庁の統計によると、2018年のバイク事故の46.7%は出勤退勤時に発生しています。バイク通勤が危ないというよりは、朝晩は交通量が多いので事故率も高くなるという結果だと思いますが、「朝は時間に余裕を持って家を出る」「雨の日はスピードを出さない」など事故を起こさない工夫が必要です。
バイク乗りの2人に1人は事故を経験
(引用:千葉県警)
千葉県警が2017年にとったアンケートによると、バイク乗り96人中「バイク事故を起こしたor事故られてた経験がある」と回答した人は約58%以上で、バイク乗りの2人に1人は事故経験がある結果になりました。事故の話を聞くとバイクに乗りたくなくなってきますが、戒めとしてはとっても重要。私の周りにもバイク事故経験者は多いですが、まさか半数以上とは。。
事故を起こさない対策は?
バイクの事故防止というと、スピードを出さない、時間にゆとりをもって、疲れている時は…なんていうのは良く聞く話ですけど、全てを守って走るのは現実的に難しいですよね。いやその法律がどうのこうのは抜きにして、バイクの魅力が半減するってのもありますし。。かといって事故は起こしたくない。という事で、ここからは私なりの安全対策を書いていきます。人によって考え方は違うと思うので、参考程度にお考えください。
悲観的に考える
いわゆる「だろう運転」を防ぐ対策です。「かもしれない運転」なんて言われたりしますが、ビビりながら運転するくらいが丁度いいです。この坂の上にいきなり渋滞あったらどうしようとか、この車突っ込んできたらどうしようとか、最悪のパターンを考えながら運転することで、事故のリスクを減らすことができます。
実戦で防衛本能を鍛える
とはいえ、安全運転ばかっり考えてると公道は走れません。「かもしれない運転」なんてしてたら繁華街の駐車場からいつまでたっても出れないので、何事もバランスが大切です。
そしてそのバランス感覚は実戦で鍛えていくしかありません。「かもしれない運転」を繰り返すことで、『危険な車に共通する挙動』が分かるようになります。バイクは事故ったら終わりなので防衛本能を使って感覚を研ぎ澄ませましょう。
音で周囲にアピール
前にも記事にしましたが、バイクは見落とされやすいので、音でアピールするのも一つの手法です。目がダメなら耳に訴えかけましょう。排気音も法律の範囲内なら問題ありません。音はちょっと大きいくらいで丁度良いって私は思っています。だって気がついてくれないんだもん!まぁ大きすぎは迷惑ですけど。
ミスはしっかり反省する
事故や違反を繰り返すタイプに多いのが「相手のせいにして反省しない人」。事故や違反を相手のせいにしていては、また同じことを繰り返してしまいます。夜寝る前に今日1日の運転を振り返って「あそこは危なかったな、どうしたら防げるのかな?」なんて事を考えるようにしましょう。
完全に事故を防ぐことはできない
さて、ここまで事故を起こさない方法や対策を考えてきましたが、それでも完全に事故を防ぐことはできません。「じゃあどーするの?」ってなりますよね。。あと出来る事は事故った後の事を考える事です。
任意保険で事故後の安心を
賛否ありますが、私はやっぱり任意保険は入った方がいいと思います。年齢にもよりますが、対物対人無制限だけなら結構安いですよ?無理に入る必要はないですが、事故った後を考えるなら入った方がいいと思います。
せめてヘルメットはいいものを!
安全の為に「プロテクターやエンジンガードを使いましょう!」って言われても分かってるけどなんかね〜。教習所みたいで気が進まない。って人はヘルメットにこだわってみては?
下の記事では、バイク用におすすめのヘルメットを詳しく紹介しています。気になった人は是非チェックしてみてください。
>バイク用ヘルメットのおすすめ30選!種類別の人気ヘルメットを一挙紹介!
まとめ
- バイク事故の30%が出会い頭
- ガードレールなどに衝突して亡くなる人が多い
- 2人に1人がバイク事故の経験がある
- かもしれない運転で事故を回避する
- ミスがあったらしっかりと反省し繰り返さない
さて、いかがでしたでしょうか?バイク乗りなら誰にでも起こり得る交通事故。私もこの記事を書く中で、明日は我が身だと思って安全運転を心がけようと再認識しました。皆さんも安全運転を意識して、楽しいバイクライフを送ってください。
ということで今回はここまで。最後までお読みいただきありがとうございます。