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運営者(プロダクトデザイナー)
DARADARA
バイク歴7年。職業はプロダクトデザイナー。車用品メーカーで商品開発をしていた経験を生かして記事を書いています!
※記事の信憑性
カスタム・バイク用品系:プロダクトデザイナーとしての知見を使って書いています。
メンテ・整備系:『書籍』で学んだ内容をもとに書いています。
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話題のCASE(ケース)って何?本記事では、どこよりも分かりやすくCASEの意味、目的、今後の変化を考察。なぜ電動なのか?なぜ日本車メーカーはヤバいのか?この辺りの原因もわかるかも。5年後の日本を走るバイクや車はどうなってる?
- CASEって何?どう変わるの?
- 今後のバイクや自動車はどうなるの?
- 日本が遅れてるのはなぜ?
CASEで車やバイクはどう変わる?
どうもdaradaraです。今回のテーマは『CASEで車やバイクは今後どうなる?』です。CASEについて調べてみると、どこも難しいことだらけで全然分からなかったので、どこよりも噛み砕いて簡単に考えてみた結果をまとめています。
この記事を読めば、将来の車やバイクがどう変化していくのかが分かるかも!
参考文献
今回の記事はこの本読んだ感想をもとに書いています。とはいえ、ただのバイク乗りの意見が混ざっています。
いやいや正確な情報が欲しいぜ!って人はこの本を読んでください。(ちゃんとした本の紹介は記事の最後で)
良い物から”便利なもの”へ進化する
結論から書くとCASEによって『便利なもの』へ進化します。馬力や燃費や維持費で車を選んでた時代から、”利便性”で車両を選ぶ時代になるそうです。
今でも車は便利なものだけど、具体的にどう便利に進化するのでしょうか?
これを実現するのが”CASE”
C:Connected(コネクテッド化)
A:Autonomous(自動化)
S:Shared & Services(シェア・サービス)
E:Electric(電動化)
ここで出てくるのが”CASE”という考え方です。どこかの偉い人が『今後はCASEを上手に車に取り込んで、もっと便利な乗り物に進化させよーぜ!』って言って出来たコンセプトらしいです。(多分)
Connected(コネクテッド化)
車をネットに繋げたら便利そう!
CASEで特に大事なのが”コネクテッド化”だと言われています。電話やゲーム機をネットに繋げて進化したように、車もネットに繋げて進化させようとしてるみたいです。
Autonomous(自動化)
自動で運転してくれたら便利そう!
日本も頑張って開発してる自動運転技術。これが実現すると交通事故や渋滞が減ると言われています。
でももっと大事なのは、自動運転になると運転に集中しなくていいから、運転手にラジオや音楽以外のコンテンツを提供できるようになる事です。
(なんだかグーグルが喜びそうじゃないですか?)
Shared & Services(シェア・サービス)
車や情報を共有&提供できたら便利そう!
カーシェアやウーバーなどもそうですが、上で紹介した『ラジオや音楽以外のコンテンツ提供』もこのサービスに含まれます。
ネット接続、自動運転、電動化、それぞれ単品で実現できても”便利なもの”に進化しません。これらの技術に”サービス”を加えることで、初めて価値のあるものになるわけです。
PS3のように繋いだらオンラインで戦える!っていうサービスが必要。PS2のようにただネットに繋げるだけじゃ進化しない。
Electric(電動化)
ガソリンから電気にした方が良さそう!
これもまた性能より”利便性”の話につながります。確かに性能面で言えば電動よりガソリンの方が優れているでしょう。でも今後はその性能で車を選んでくれなくなります。
それなら金かけてエンジン作るの意味ないじゃん!もっと簡単に作れる電動にしちゃえばいいじゃん!ってのがこの電動化の目的のようです。
性能か利便性か
いやいや!本当に利便性で選ぶ時代になるの?
ここで一旦冷静に考えてみましょう。
皆さんはスマホを選ぶときに何を見て買ってますか?CPUやメモリを他社製品と比較して選んでる人は少ないはずです。
それよりもiPhoneなら色々できるし、Apple Musicも聞ける、アプリも沢山ある、写真やデータの移行も簡単。っていう理由で決めてる人が多いと思います。
性能よりサービスで製品を選ぶとはこの事です。車もこうやって選ぶようになる!とCASEは言いたいわけです。
車もガジェットの一つに。
こうなると車もただのガジェットです。
将来は、スマホやスマートウォッチと並んで『スマートカー』的なポジションになると思います。
寂しい気持ちもしますが、自動運転で車を呼び寄せて、スマホでドアロック解除、ドライブスルーもETCみたいに通り過ぎるだけで支払い完了。充電が切れたら他の車を呼び寄せる。しかもカーシェアだから維持費もかからない。
そんな便利な未来が見えると、電気自動車や電動バイクも悪くないって思えるんじゃないでしょうか?
ハードからソフトへ
エンジンよりソフトウェアが重要な時代になります。皆んながiPhoneを選んでしまうように、OSとサービスの組み合わせで上手く囲い込んだ企業が、今後の自動車業界を先導していくと言われています。
そして世界中の国、自動車メーカー、グーグルやアップルなどのGAFAもここを狙って頑張っています。
日本の不得意な分野で戦わないといけない。
でも日本はITが得意ではありません。
このままでは家電メーカーのように淘汰されていくのでは?という見方が広まり『日本車メーカーは潰れる!』みたいな話がここ数年でてきているわけです。
さてさて、今後日本の自動車業界、バイク業界はどうなっていくのでしょうか?
参考文献
最後に私が読んだ本の紹介です。講談社現代新書から発売されている『日本車は生き残れるのか?』という本です。今年(2021年)発売されたばかりの本。
本の中では、具体的な世界の動きも書かれています。
CASEとは何か?世界はどう動いているのか?日本はどうか?日本が勝ち残るにはどうすれば良いか?などなど。非常にわかりやすくて読みやすい。
超絶オススメです。もし興味がある人は是非読んでみてください。
最後に
ふー疲れました。ちゃんと正しく書けているか心配ですが、見直す気力がありません。このまま公開しちゃいましょう。
しかし時代というのはこうやって変わって行くんですね。私はアナログ派の人間なので、いつまでもガソリン車のバイクに乗れたらいいなと思っていましたが、どうやらそれも難しそう。
あ〜昭和に生まれたかったと思いつつ、時代遅れの紙タバコを吸って空を見あげようと思います。
ということで、今回はここまでです。最後までお読みいただきありがとうございました。