【2022年】バイク業界はどうだった?売上や販売台数など総まとめ

2022年 バイク業界 考察

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DARADARA

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バイク歴7年。職業はプロダクトデザイナー。車用品メーカーで商品開発をしていた経験を生かして記事を書いています!

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カスタム・バイク用品系:プロダクトデザイナーとしての知見を使って書いています。
メンテ・整備系:書籍』で学んだ内容をもとに書いています。

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2022年のバイク業界はどうだった?本記事ではホンダ、ヤマハ、スズキ、カワサキの4社の決算書から2022年のバイク業界がどうだったかを振り返ります。販売台数は?売上は?今年売れたバイクは?こんな疑問はこの記事が解決。

  • 今年のバイク業界はどうだった?
  • 各社の売上や販売台数は?
  • 今年売れたバイクは?

【2022年】バイク業界はどうだった?売上や販売台数など総まとめ

2022年 バイク業界 考察

どうもdaradaraです。2022年も残すところあとわずか。大手4社の第二四半期決算報告書を読んで、2022年のバイク業界はどうだったのか?を振り返ってみました。

注意:本記事は下記リンク先の情報を引用して書いてます。でも所詮は素人の考察です。そんなに信用しないでください。

HONDA: https://www.honda.co.jp
YAMAHA:https://global.yamaha-motor.com
SUZUKI:https://www.suzuki.co.jp
KAWASAKI:https://www.khi.co.jp

昨年より売上アップ!

HONDAYAMAHASUZUKIKAWASAKI
第二四半期
4~9月
第三四半期
1~9月
第二四半期
4~9月
第二四半期
4~9月
約8.8兆円
(+15.7%)
約1.7兆円
(+23.1%)
約2.2兆円
(+32.5%)
約7600億円
(+11%)

※()内は前年同期比

大手4社の全体の売上は大幅アップ!(第二四半期/ヤマハだけ第三四半期)

2019年のホンダの売上が約7.7兆円だったので、今年はコロナ前よりも売上が上がっている状態。

自動車や他の事業の売上も含めた総売上ではありますが、かなり景気は良かったようです。

バイク事業も売上アップ!

HONDAYAMAHASUZUKIKAWASAKI
 約1.4兆円
(+38%)
約9500億円
(+24.8%)
約900億円
(+45.8%)
約2600億円
(+28.3%
)

※()内は前年同期比

バイク事業だけをみても売上が上がっています!

昨年に続き、国内外でバイク需要が伸びているらしく、前年同期比で25~45%くらいアップしていました。(すごい)

当然、販売台数もアップ!

HONDAYAMAHASUZUKIKAWASAKI
4~9月1~9月4~9月4~9月
920万台
(817万台)
358万台
(343万台)
96万台
(78万台)
25万台
(22万台)

※()内は前年同期の販売台数

当然、バイクも沢山売れてました。

上の表は各メーカーの国内外の車両販売台数です。こちらも各社とも数万~100万台単位での増加となっています。

世間では半導体不足で新車が出荷できない!なんてことも聞きますが、販売台数の伸びを見る限り、バイクは半導体不足の影響をあまり受けていないのかもしれませんね。

国内販売台数もアップ!

2021年
(1年間)
2022年
(1月~11月)
16.2万台約16万台
https://www.zenkeijikyo.or.jp/statistics/2new-month

国内の新車販売台数も昨年を上回る勢いです。11月時点で昨年1年間の販売台数とほぼ並んでいました。

2019年2020年2021年2022年
12万台14万台16万台16万台
(11月時点)

2019~2022年で比べてみても徐々に販売台数が増えているのがわかります。これは完全にバイクブームと言えるんじゃないでしょうか?(イエイ)

人気だったバイクはこれ!(国内上半期)

2022年 バイク業界 考察
順位車種台数
1レブル2508050台
2PCX1602176台
3ニンジャZX-25Rシリーズ2045台
4Vストローム2502022台
5ジクサーSF250/2501896台

2022年(上半期)で一番人気だったのは昨年に続きレブル。2位のPCXを大きく突き放す人気ぶり。

参考にした記事によると、上半期にホンダが国内で販売した軽二輪は約1.7万台で、内約8千台がレブルだそうです。

全メーカー同クラスで約20%のシェアらしく、新車販売の5台に1台がレブルらしいですよ(笑)。

今年はハンターカブやGB350もよく見かけた気がしますが、このランキングには入ってないですね。

国内シェア

  1. HONDA・・・46.1%
  2. SUZUKI・・・18.0%
  3. YAMAHA・・・16.7%
  4. KAWASAKI・・・11.9%
  5. 輸入車/その他・・・7.3%

参考記事によると国内シェア1位はホンダ。2位スズキ、ヤマハ、カワサキの順番だったそうです。(2022年上半期/二輪車新聞調べ)

要因は需要増+円安+値上げ

HONDA半導体供給不⾜の影響による四輪⽣産・販売台数の減少はあったものの、 ⼆輪販売台数の増加や為替影響で売上増
YAMAHA円安+新興国での販売増加により増収。 コストダウン・価格転嫁(値上げ)が進捗し増益。
SUZUKIインド等での販売増加や売上構成変化等の改善、および為替円安で売上増
KAWASAKI製品供給不足による影響はあったものの、為替、世界需要増により増収(拡販・値上げを含む)

※各社の決算資料から各社の見通しを一部抜粋

売上が上がった理由は需要増、円安、値上げ!というのが各社の共通した見解です。

国外・・・バイク需要が増えて販売台数が増加→円安なので売上を円に換算すると利益アップでウハウハ。

国内・・・円安の影響で輸入部品の仕入れコストが増加→値上げして売上アップ。(国内需要もやや増)

各社とも国内外で円安や値上げをうまく使って増収増益。

ちなみにホンダは、半導体不足で落ちた売上をバイクの売上が補填した形になったそうです。

バイクが儲かる→二輪開発予算アップ→新しいバイクが増える!といういい循環になるとバイクブームがより加速しそうですね。

ガソリン値上げも頭打ち?

2022年 バイク業界 考察

引用:https://e-nenpi.com/gs/price_graph/4/1/0/

最後はガソリン代。上半期は上昇傾向だったガソリン代も、下期になって徐々に下がってきています。

160円で慣れてきちゃって、150円代を見ると安い!と感じる今日この頃。来年もこの調子で下がってくれると嬉しいですね。

エネオス エネキー 割引

ガソリンと言えば、今年もエネキーの記事が人気でした。ガソリン高騰で少しでもお得に!という方が多かったからかもしれません。

エネキー便利なので、知らなかった人は是非読んでみてください。

まとめ

  • 今年のバイク業界はどうだった?
    →円安+値上げでウハウハ!
  • 各社の売上や販売台数は?
    →コロナ前より売上増
    →国内外で需要アップし販売台数増加
  • 今年売れたバイクは?
    →レブルの一人勝ち

今回の記事をまとめると上のようになりました。素人の推測ではあるのものの、数字や資料を見る限り、バイク業界の景気は良かったようです。

中古車販売の方も景気が良いと聞きますし、今年はバイクで儲けた人も多かったのではないでしょうか?

バイクブームも続いているようなので、この調子でバイク業界が盛り上がると嬉しいです。

来年はどんな1年になるのかな?