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運営者(プロダクトデザイナー)
DARADARA
バイク歴7年。職業はプロダクトデザイナー。車用品メーカーで商品開発をしていた経験を生かして記事を書いています!
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カスタム・バイク用品系:プロダクトデザイナーとしての知見を使って書いています。
メンテ・整備系:『書籍』で学んだ内容をもとに書いています。
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渋滞はなぜ起きる?本記事では渋滞の原因や理由、仕組み、混みやすい道ランキング、世界一長い渋滞など渋滞に関する雑学を紹介。渋滞によって年間30時間(10万円)くらい損してる?渋滞に関する豆知識を手に入れよう!
- なぜ渋滞するの?渋滞の原因は?
- 暇だから渋滞の雑学でも教えて
- 今現在渋滞にはまってる
渋滞の原因って何?
どうもdaradaraです。今回のテーマは『渋滞の原因と雑学』です。今現在渋滞にはまってる人、お出かけ前に渋滞について調べてみた人に向けて、渋滞に関する無駄な知識を書いていきます。
渋滞の原因、渋滞多発道路のランキングなど、適当に時間を潰せる内容になってるので、暇つぶし程度に読んでみてください。
自然渋滞と突発渋滞の2種類
まず初めに渋滞には『自然渋滞』と『突発渋滞』の2種類があります。前者は交通量の増加、後者は事故によって発生するものです。(出典:ネクスコ西日本)
ネクスコ西日本によると自然渋滞と突発渋滞の割合は6:4となっており、今回の記事では、渋滞の約60%を占める自然渋滞に重きを置いて書いています。
自然渋滞が起きる主な原因
- 上り坂及びサグ部(約58%)
- トンネル入り口部(約20%)
- インターチェンジ合流部(約14%)
- 料金所(約1%)
- その他(約7%)
(出典:ネクスコ西日本)
ネクスコ西日本の統計によると、高速道路の自然渋滞の約6割は上り坂での減速によって発生しています。勾配に気づかずに速度が落ちて、後続車が詰まってくる状態です。次いでトンネル入り口、合流部での減速が多くなっています。
自然渋滞の8割は運転手が原因
つまり高速の自然渋滞の約8割(上り坂+トンネル)は、運転手のブレーキやアクセルワークが原因で発生している事になります。言われてみると何となく心当たりがあるので、きっと私も数々の渋滞を作り上げてきたのでしょう。。
前向きに考えれば、約8割の自然渋滞は運転手次第で改善するって事です。高速を運転するときはアクセルワークや速度に気を配って運転してみましょう。
料金所の渋滞はETCで改善された
(出典:国土交通省資料)
ちなみに料金所の渋滞はETCによってめちゃめちゃ改善されました。ETC導入前は自然渋滞の約30%を占めていましたが、ETC導入によって1%に減少したそうです。
平成27年度のETC利用率は約9割。残りの一割にdaradaraが含まれています。バイクなんで許してください。
1年で30時間渋滞にはまって10万損してる計算
(出典:国土交通省)
国土交通省の統計によると『渋滞によって一人当たり年間30時間を損失』してるそうです。全国規模で考えると38.1億人時間。億人時間なんて単位は初めてききましたが、経済的には『年間約12兆円』の損失らしいです。
(出典:国土交通省/時事ドットコムニュース)
コロナの現金給付10万の予算が約12.8兆円なので『渋滞によって国民一人当たり年間約10万円くらい損してる』とも言えます。
さらに自然渋滞と突発渋滞の割合が6:4って事を加味すると、年間約7.2億円(一人当たり約6万)は運転手のアクセルワークが原因の損失。軽い気持ちで踏んだブレーキで億単位の損失を生んでるかもしれないんですね〜。気をつけないといけません。
東京の渋滞道路ランキング
渋滞の長さワースト5 | 渋滞率ワースト5 |
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(出典:平成30年 / 国土交通省資料)
上のランキングは国交省発表の『一般道路の路線別渋滞距離/渋滞率(都内)』をランキング形式にしたものです。東京の道で最も渋滞が長いのは環七、渋滞頻度が高いのは昭和通りでした。
首都高の渋滞路線ランキング
渋滞の長さワースト5 | 渋滞率ワースト5 |
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(出典:平成30年 / 国土交通省資料)
同じく国交省発表の『路線別渋滞距離/渋滞率(首都高速道路)』をランキングにしたものです。首都高速道路で最も渋滞が長いのは湾岸線、渋滞頻度が高いのは3号線でした。
高速渋滞多発エリア(全国)
- 東名高速道路(海老名-横浜町田)
- 東名高速道路(秦野中井-厚木)
- 東名高速道路(横浜町田-海老名)
- 中国自動車道(西宮山口-宝塚)
- 中央自動車道(調布-高井戸)
9位:東名阪自動車道(亀山JCT~鈴鹿)
13位:名神自動車道(大山崎JCT~茨城)
15位:関越自動車道(所沢~大泉JCT)
21位:常磐道(三郷スマート~三郷JCT)
(出典:国土交通省資料)
こちらは、平成26年度中の『高速道路渋滞状況』をランキングにしたものです。みんな大好き東名高速がランキングを埋め尽くしています。横浜町田って出口も酷かったですよね〜。今はバイパスできて良くなったみたいですけど、昔なんて料金所出てからタバコ2本吸っても16号出れなかったですから。
世界の渋滞ランキング
- ベンガルール(インド) 71%
- マニラ(フィリピン) 71%
- ボゴタ(コロンビア) 68%
31位:ロサンゼルス(アメリカ)43%
32位:東京(日本) 42%
34位:重慶(中国) 41%
(出典:tomtom公式HP)
どんどん視野を広げてこちらは『世界の渋滞酷い国別ランキング』です。TOMTOM(トムトム)っていうオランダのカーナビメーカーが作っているランキングです。チョコのTimTam(ティムタム)じゃないですよ。
このランキングによると、東京は世界で32番目に渋滞が酷い地域で、中国(重慶)やLAと同じくらいの混み具合らしいです。しかし中国より東京の方が渋滞が酷いとは驚きですね。
世界最長の渋滞は309km
- 世界最長:ブラジル サンパウロ 309km (2013年)
- 日本最長:名神高速※ 154km(1995年)
※滋賀県湖 東三山PA – 愛知県 赤塚PA間 ゲリラ豪雪による通行止めの影響
(出典:wiki)
過去最長の渋滞は、ブラジル(サンパウロ)で発生した309kmの渋滞だそうです。東名高速の全長が約350kmらしいので、ほぼ端から端まで詰まった状態って事になりますね(笑)。
ちなみに日本の渋滞最長記録は154kmで、滋賀県〜愛知県で発生したゲリラ豪雪による通行止めが原因だそうです。
前の車に追いつかなければ早く解消するらしい
(出典:渋滞とサイエンスとその解消法)
東京大学の西成さんの研究によると、渋滞は車間を開けると解消しやすいそうです。
渋滞発生時に車間距離を40m空けて走行することで、後続車がブレーキを踏む回数が減り、渋滞が早く解消するとの事。渋滞領域への車両の流入を減らし、流出を増大させれば渋滞長は短くなるという考え方だそうです。
机上の空論ではなく、実際に高速道路でも実験をしており、8台の車を40m間隔で走らせた結果、走行前時速55kmだったが渋滞が、走行後には80kmくらいまで回復したそうです。
まとめ
- 高速の自然渋滞の8割は運転手が原因
- 上り坂でスピードが落ちると渋滞
- トンネル入り口で減速すると渋滞
- 1年で30時間は渋滞の中にいる
- 渋滞によって毎年12兆円くらい損失してる
- 車間を40mとって走れば渋滞解消するかも
今回の記事をまとめると上のようになりました。渋滞一つとってもこれだけ調べてみると楽しいですね。今回の記事に需要があるか分かりませんが、少しでも退屈な時間を改善できれば嬉しいです。
って事で今回はここまで。最後までお読みいただきありがとうございました。