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運営者(プロダクトデザイナー)
DARADARA
バイク歴７年。職業はプロダクトデザイナー。車用品メーカーで商品開発をしていた経験を生かして記事を書いています！
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カスタム・バイク用品系：プロダクトデザイナーとしての知見を使って書いています。
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バイクや車のDOHC・SOHC・OHVって何？本記事ではDOHC・SOHC・OHVの違いや特徴、メリットやデメリットを分かりやすく解説しています。
- DOHC SOHC OHVって何？
- 違いや特徴が知りたい！
- それぞれのメリットやデメリットも教えて！
DOHC・SOHC・OHVとは？違いや特徴を分かりやすく解説！
どうもdaradaraです。今回のテーマは『DOHC・SOHC・OHV』です。聞いたことあるけど、イマイチ良くわかってない！なんて人にむけて、それぞれの意味や違いをざっくり分かりやすく解説していきます。
バルブを動かす”仕組みの種類”
DOHC・SOHC・OHVとは吸排気機構の一種です。エンジン内部には、空気を出し入れするバルブっていう部品があるんですが、この３つはそのバルブを動かす”仕組みの種類”です。
エンジンの仕組みをおさらいしましょう。一般的なエンジンは①吸気 ②圧縮 ③燃焼・拡張 ④排気の４工程を繰り返して動いています。
これを４ストロークエンジンと呼び、①と④の工程を担っているのがバルブと呼ばれる部品です。
このバルブを動かす仕組みがDOHC・SOHC・OHV。
DOHCは吸気と排気が別々
DOHCはダブルオーバーヘッドカムシャフトの略です。吸気と排気のバルブを、２本のカムシャフトと呼ばれる部品で動かしているので、”ダブル”オーバーヘッドカムシャフト(略してDOHC)と呼ばれています。
SOHCは一緒に動かす
SOHC(OHC)はシングルオーバーヘッドカムシャフトの略です。1本のカムシャフトで吸気と排気のバルブを動かしているので”シングル”オーバーヘッドカムシャフト(略してSOHC)と呼ばれています。
シングルをつけずOHCとも呼びます。
OHVは古い仕組み
OHVはオーバーヘッドバルブの略です。SOHCやDOHCが出来る前の古いものなので、当時としては新しかった、バルブを上に持ってくるっていう仕組みを表しています。
他の２種類とは違い、カムシャフトが下にあり、プッシュロッドと呼ばれる棒でバルブを動かすのが特徴です。
３種類もある理由は？
３種類作ったというより、OHV→SOHC→DOHCの順番に進化してできたものです。ポケモンに例えると、OHVがヒトカゲ、リザードが SOHC、リザードンがDOHCみたいな感じ。
つまりDOHCが最も優れた仕組みってことになります。
なので車や高性能なバイクにはDOHCが使われています。SOHCやOHVは古い技術ですが、今でもバイクのエンジンに使われています。
DOHCのメリットとデメリット
３つの中で最も新しい仕組みです。カムシャフトを分割することで、より細かく設計ができるようになり、SOHCよりも高回転＋低燃費なエンジンがつくれるのがメリット。車や一部のバイクに使われる技術です。
ただし、部品が増えるのでコストが高くなり、エンジンも大きくなるっていうデメリットがあります。
SOHCのメリットとデメリット
２番目に新しい仕組みです。部品点数が少ないので製造コストが安く、コンパクトなエンジンを作ることができます。安くてコンパクトなのでバイクとの相性がよく、現在でも多くのバイクに使われている仕組みです。
ただし性能面では、DOHCに劣るっていうデメリットがあります。
OHVのメリットとデメリット
3つの中で最も古い仕組みです。長いプッシュロッドを動かさなきゃいけないので、高回転エンジンには向いていません。
今でも使われる技術ですが、ハーレーなど低回転でゆったり走る様なバイクに使われています。
参考書籍
この記事は『最新バイクの基本と仕組み』って本の内容を参考に作成しています。もっと詳しく知りたいよ！って人は是非読んでみてください。分かりやすくてオススメの本です。
本のレビュー記事もあるので良かったら参考にしてみてください。
▼レビュー記事はこちら▼
まとめ
- DOHC SOHC OHVって何？
→バルブを動かす仕組みの種類！ - 違いや特徴が知りたい！
それぞれのメリットやデメリットも教えて！
→DOHCは高性能だけど高い
→SOHCは安くてコンパクト、性能はDOHCに劣る
→OHVは高回転エンジンにできない
今回の記事をまとめると上のようになりました。言い回しを簡単にするために、本の内容を私なりの言葉に変換して書いています。より詳しく確実な情報が知りたい！って人は、上の本を読んでみてください。
ということで今回はここまでです。最後までお読みいただきありがとうございました。
