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運営者(プロダクトデザイナー)
DARADARA
バイク歴7年。職業はプロダクトデザイナー。車用品メーカーで商品開発をしていた経験を生かして記事を書いています!
※記事の信憑性
カスタム・バイク用品系:プロダクトデザイナーとしての知見を使って書いています。
メンテ・整備系:『書籍』で学んだ内容をもとに書いています。
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バイクのキャリアをワンオフで製作!本記事では、バイク用のワンオフ部品を設計して、工場に製作依頼するまでの流れを紹介。費用や納期はどのくらい?ワンオフ部品ってどういう流れで作られてるの?社会科見学気分で読んでみて下さい。
- ワンオフ部品ってどうやって作られてるの?
- ワンオフってなんであんなに高いの?
- 費用っていくらくらい?
キャリアをワンオフで製作!
どうもdaradaraです。今回のテーマは『ワンオフパーツ』です。
知り合いのバイク屋さんに頼まれた、ワンオフキャリアの設計〜納品までの流れを紹介します!
①依頼内容
- 車両はイントルーダー150(インド仕様)
- ボックスもつけたい
- 固定はシート下のネジ穴
- 耐荷重は5kgくらい
依頼内容はこんな感じです。バイク屋で実際にバイクを確認しながら打ち合わせをして、各種条件や固定方法、予算などを考えながら話を詰めていきました。
今回は地元の方だったので、直接確認しながらやりましたが、遠方の方の場合は、既製品を流用し実車確認をせずに作ることもできます。
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②3Dデータ作成(設計)
①の情報を基に3DCADを使ってデータを作成します。
パイプの太さや板金の厚みは市販品を参考にしました。出来るだけ単純な形状同士の組み合わせになるようにして、生産コストを抑えています。
製造方法、コスト、条件考えながら設計していきます。
③工場に見積もり
協力工場に見積もりをとります。
見積もり金額に私の工賃を追加してお客様に総額を提示。
ご納得いただけた場合は、着手金として50%を支払っていただき本格着手です。
④モックアップを作成
簡単なモックアップを作成します。
車両につけてみて、サイズ感や位置、角度などを確認。
気になった場所を修正→モックアップ作成→取り付けて確認という作業を繰り返してデータを作り込んでいきます。
もちろん随時お客様にも確認してもらいます。
⑤工場に注文
データができたら工場に注文します。
上の画像は実際に工場で作ってもらっている途中の画像です。イメージ通りにできていますね!
⑥出来上がったものを確認
こちらが出来上がったキャリアです。非常に綺麗な出来栄えで大満足です。
パイプの端にエンドキャップを取り付けて完成です。
⑦バイクに取り付ける
完成品を持ってバイク屋さんに納品しました。
一発勝負だったので、ちゃんと装着できるか不安でしたが、なんとか取付られて一安心です。
ボックスをつけるとこんな感じ。
かかった費用と期間
費用 | 注文から納品まで |
約10万円 | 3~4ヶ月 |
費用は10万円、納品までの期間は4ヶ月程度でした。
え!高い!って思う方も多いと思います。私もそう思いますし。。
でも上で紹介した通り、部品の開発や設計にはとても手間がかかるので、どうしてもこのくらいの金額になってしまいます。
(時給換算すると私の報酬はわずか。。)
高くてもワンオフで部品を作りたい!っていう方は是非ご相談ください。一般的なキャリアなら10万~20万円くらいで作れます。
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感想
さて、いかがでしたでしょうか?今回はワンオフ部品ができるまでの過程を紹介しました。
今回のお客様はとても親切で理解のある方だったので、伸び伸びと仕事をする事が出来ました。
今度は個人的に愛車の部品を作ってみようかなって思ってます!
という事で今回はここまで。最後までお読みいただきありがとうございます。