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運営者(プロダクトデザイナー)
DARADARA
バイク歴7年。職業はプロダクトデザイナー。車用品メーカーで商品開発をしていた経験を生かして記事を書いています!
※記事の信憑性
カスタム・バイク用品系:プロダクトデザイナーとしての知見を使って書いています。
メンテ・整備系:『書籍』で学んだ内容をもとに書いています。
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どうもdaradaraです。
この記事では安いLEDバルブと高いLEDバルブの違いを比較しています。安いバルブと高いバルブのオススメはどっち?LEDヘッドライト球に最適なのは?実車(FTR)に装着して、光や色を検証しています。LEDヘッドライト球を探している方にオススメの記事です。
今回使用したもの
- IPF ヘッドライト LED H4 バルブ 6500K 341HLB
- zodoo LEDヘッドライト
有名メーカーIPFのLEDヘッドライトと、アマゾンで格安だったLEDヘッドライトを用意しました。価格差は1万円以上。今回はこの2つを使って性能を比較していきます。
製品の比較
基本スペック
IPF LEDヘッドライト | 中華製 LEDヘッドライト | |
明るさ(HI/LOW) | 3200lm/2600lm | 8000lm |
色温度(ケルビン) | 6500K | 6500K |
消費電力 | 19W/18W (DC12V) | 不明 |
価格 | 約15,000円 | 2,200円 |
IPFのバルブと中華製のバルブの基本スペックをまとめました。中華製バルブのルーメンが異常に高いです。もう舐めてるとしか言いようがないですが、最近この感じが嫌いじゃなくなってきました。
画像左がIPF社のバルブ、右が格安のバルブです。大きな違いはLEDの発光面。IPF社製のバルブは小さなLEDが縦に並んでいるのに対して、格安のバルブはLED1灯がドカン中央に付いているのが分かります。
純正のH4ハロゲンバルブとLEDバルブの比較画像です。画像左がハロゲン、右がLEDです。
見ていただきたいのは、バルブの発光する部分。画像左(ハロゲン球)はバネの部分が光り、画像右は黄色のLEDチップが光ります。右のLEDバルブは純正ハロゲンに合わせて、発光点が同じ位置に配置されているのが分かります。
自動車の灯具はハロゲンバルブに合わせて設計されているため、上の画像のように発光点の位置ができるだけ純正バルブに近い方が良いとされています。
もう一度、製品画像を見てみると、LEDの発光面が大きく違うことがお分かりいただけると思います。では、発光の位置が違うとどうなってしまうのか?
上のイラストは、バルブを灯具に挿して点灯した時のイメージ図です。黄色い矢印が光の流れをイメージしています。純正と同じ発光点のものは、純正同等の反射をしますが、発光点がずれたバルブを使うと、反射する位置が変わり、光が散らばってしまいます。散らばった光だと、十分に道を照らすことができません。
照射比較 ( IPF vs 格安 )
実際に照らした状態がこちら。(左がIPF/右が格安)
先ほどのイラストで説明した通りの結果になりました。格安バルブ(右)は光が散ってしまい、まるで懐中電灯のようです。IPF(左)の方はしっかりと光がまとまっています。一見大きな違いには見えない問題でも、これだけの違いがあるのです。
灯具の状態を比較した画像です。(左がIPF/右が格安)
IPFのバルブは灯具の下半分が光っていないのが分かりますか?これが光が集まっている証拠です。一方、格安バルブは灯具全体が光っているのが分かります。
LEDバルブを買うときは発光点に注意しましょう。
照射比較 ( IPF vs 純正 )
最後にIPFのバルブと純正バルブを比較してみました。さすがIPF。光り方は純正とほぼ同じです。カットラインもしっかり出ていて安心です!
いかがでしたでしょうか?照射イメージを見ても、高い製品には高いなりの理由があるということが、少し分かっていただけたかと思います。LEDヘッドライト球の購入を検討されている方の参考になれば幸いです。それでは最後までお読みいただきありがとうございます。