もしかしてハイフラ?ウインカーの点滅が早い!原因と対処方法解説

バイク ウインカー LED化

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DARADARA

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バイク歴7年。職業はプロダクトデザイナー。車用品メーカーで商品開発をしていた経験を生かして記事を書いています!

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カスタム・バイク用品系:プロダクトデザイナーとしての知見を使って書いています。
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どうもdaradaraです。

車やバイクのウインカーの点滅がいつもより早い!それはハイフラ(ハイフラッシング現象)です。LEDバルブに交換した方もハイフラになる可能性があります。この記事ではハイフラの症状別に原因や対策を紹介。ハイフラの仕組みも分かりやすく解説しています。

  • ウインカーの点滅が異常に早いけどこれは何?
  • LEDバルブにしたらハイフラになった!原因や対策は?
  • 抵抗・ICリレー・抵抗内臓バルブって何?
  • ハイフラ状態で走ったら警察に捕まるの?

ハイフラとは?

バイク ウインカー ハイフラ

ハイフラとはハイフラッシャー現象の略で、ウインカーの点滅が異常に早い状態のことを言います。この異常点滅は、車やバイクのウインカーバルブの異常を通知する目的としたエラーメッセージなので、自動車やバイクの故障ではありません。しっかり原因を理解して対応をすれば、元どおりに戻ります。

最近の自動車はLEDライトついていることが多いですが、ヘッドライトがLEDの車でも、ウインカーだけは麦球を使っている車も多いです。バルブには寿命がありますので、お気をつけください。

よくあるハイフラの原因

ハイフラの原因対応
①ウインカーのバルブが切れているバルブを交換してください。
②LEDウインカーに交換したら発生した消費電力の違いが原因です。バルブや車の故障ではありません。
③最近LEDウインカーに交換した接触不良、配線不良、バルブの故障の可能性があります。

ハイフラの原因は上の3つです。1つは、単純なバルブ切れ。左右前後どれかのバルブが切れている可能性が高いです。電装系をカスタムしていない車やバイクであればこれが原因です。光らないバルブがないか確認してください。ウインカーの交換はディーラーかカー用品店でやってくれます。

1個切れたら他も切れる可能性が高いので、前後左右全部変えることをオススメします。バルブは安いですよ。
 
バイク ウインカー ハイフラ

②と③は、LEDウインカーに交換した際によく起きる現象です。LEDバルブの消費電力が純正バルブより低いことが原因で発生します。こちらも車の故障ではありません。

初めは正常に動作していたのに、すぐにハイフラになってしまったという方は、バルブの故障か配線不良の可能性が高いです。抵抗内臓タイプのバルブを使っていた方は、バルブを冷ましてからもう一度点灯してください。

次の項目では、LEDバルブに交換した際に起こるハイフラの原因と対策について書いていきます。

LEDバルブはなぜハイフラになるのか?

LED化に伴うハイフラの原因

バイク ウインカー ハイフラ

LEDバルブに交換した時に起こるハイフラの仕組みを図にしました。ウインカーの点滅はリレーという部品で管理しています。このリレーは純正バルブに合わせて作られており、消費電力の低いLEDバルブに交換すると、リレーがバルブが切れていると勘違いして発生します。

最近の車は画像のようなリレーがついていません。車の基板に内臓された電子制御タイプが一般的です。ただ電子制御でも機械式のリレーでもやっていることは同じです。

ハイフラの対策・改善方法

ハイフラ 抵抗 ICリレー
対策抵抗器 LEDウインカー ハイフラ

 

①抵抗をつける

ICリレー LEDウインカー ハイフラ

 

②ICリレーに交換

抵抗内臓 LEDウインカー ハイフラ

 

③抵抗内臓LEDバルブ

対策詳細別売りの抵抗をかませて、LEDバルブを純正同等の消費電力にする。LEDバルブに対応したICリレーに変える。純正バルブ同等の消費電力になるように抵抗が内臓されているLEDバルブを取り付ける。
仕組み古くからある方法で、どんな車やバイクでもこの方法でハイフラを抑えられる確実な方法。配線や加工不要でもっとも安全な方法。もっとも簡単な方法。①の抵抗がバルブに内臓されているので、バルブを取り付けるだけでいい。
メリット・デメリット配線加工の必要がある。発熱も大きく、知識がないと配線が溶ける可能性あり。最近の車はリレーがないことが多く、この方法は使えない。長時間ウインカーを使うと、抵抗の発熱でバルブの故障orハイフラが発生する可能性がある。
難易度★★★★★
コスト安い安い高い

このハイフラ現象を抑える方法は3つあります。車やバイクの仕様に合わせてお好きな方法を選んでください。オススメの順番は②→③→①です。抵抗の取付は純正ケーブルの加工が必要になるので、少々リスクが高いです。

抵抗の仕組み

LEDウインカー ハイフラ 仕組み抵抗の仕組みを説明するイラストです。抵抗はLEDバルブの消費電力を補う目的で使います。5WしかなかったLEDバルブに16Wの抵抗を取り付けることで、消費電力は純正球同等(21W)になり正常に動作します。

抵抗内臓LEDウインカーは外付けしていた抵抗器が、LEDバルブ内部に内臓されているタイプ。最近流行しているバルブです


→アマゾンで人気の抵抗内臓のLEDウインカー。ここでいうキャンセラー内臓とは抵抗の事です。

ICリレーの仕組み

ICリレー 仕組み ハイフラ

ICリレーとは、LEDバルブに対応したリレーのことです。バルブの消費電力は無視して、一定のリズムでウインカーを点灯させます。この方法は配線の加工が不要でもっとも手軽で安定していますが、リレーが付いている車種でしか出来ません。

現在はリレーは基板内臓タイプが主流なので、リレー交換できる車種が少ない。バイクは現在でもリレーが使われることが多いです。


→バイクユーザー向けにオススメのICリレー。少し値段は張りますが、デイトナ製品だから安心です。

ハイフラは整備不良になる?

ハイフラ 整備不良 警察
保安基準(車検)違反した場合
1分間に60~120回点滅整備不良 / 尾灯等普通車:7,000円(1点)自動二輪:6,000円(1点)

1分間に60回から120回の範囲外の点滅回数だと、車検に通りません。また公道を走れば、整備不良として検挙される可能性があります。異変に気がついたらすぐにバルブを交換しましょう。

まとめ

  • 点滅が早い状態は”ハイフラ”で故障ではない
  • 原因は”バルブ切れ”or”LEDバルブ”
  • バルブ切れならバルブ交換
  • LEDバルブなら抵抗取付かICリレーへ変更
  • ハイフラは整備不良なので注意

ということで、今回はハイフラについて書いてみました。記事下にウインカーに関する関連記事を貼りますので、ご興味のある方はチェックしてみてください。

それでは最後までお読みいただきありがとうございます。