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運営者(プロダクトデザイナー)
DARADARA
バイク歴7年。職業はプロダクトデザイナー。車用品メーカーで商品開発をしていた経験を生かして記事を書いています!
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カスタム・バイク用品系:プロダクトデザイナーとしての知見を使って書いています。
メンテ・整備系:『書籍』で学んだ内容をもとに書いています。
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電動バイクは流行るのか?国内外注目の最新車種(コンセプト)から現行品まで10車種を紹介。原付〜大型の価格やスペックもあり。電動バイクが気になっている人にオススメの記事です。
- 電動バイクってどんな車種があるの?
- HONDA、YAMAHA、SUZUKI、KAWASAKIは販売してるの?
- 電動バイクのスペックや価格ってどんな感じ?
電動バイクはあり?注目のEVバイク10選
数年前から話題になりつつもイマイチ盛り上がりに欠ける電動バイク市場。ハーレーの参入やKawasakiのEVバイク開発情報によって、今後流行る可能性はあるのでしょうか?という事で今回は、国内外の電動バイク(EVバイク)事情と気になる10車種を集めてみました。
電動バイクの運転免許については下の記事で詳しく紹介しています。気になった人は是非チェックしてみてください。
>電動バイクに乗るには?免許区分、車検、道交法を警視庁に聞いてみた
HONDA PCX ELECTRIC
2018年11月に発売されたPCXの電動バイク。現在でも販売している現行品ですが、事業者向けの販売とリースのみで、一般ユーザーは買うことができません。普通のPCXと比較すると何一つメリットを感じない仕様なので、市販化しても売れなそうですが。。HONDAのプレスリリースには、電動二輪車の情報収集を兼ねているような事が書かれているので、市場調査用の一台といった感じでしょうか。次の一台に期待です。
現行のPCX125とPCX ELECTRICとの比較
PCX ELECTRIC |
PCX 125 | |
排気量(定格) | 0.98kW | 124cc |
最高出力 | 4.2kW [5.7ps] / 5,500rpm | 9.0kW [12ps] / 8,500rpm |
航続距離 | 41km (60km/h走行) | 400km (リッター50km計算) |
充電時間 | 不明 | – |
新車価格 | 一般販売なし (70万円程度?) | 約35万円〜 |
YAMAHA E-Vino
4大メーカーで唯一電動バイクを一般向けに販売しているYAMAHA E-Vino(2020年3月現在)。出川哲朗のTV番組で使われている事でも有名ですね。原付免許で乗れる電動バイクで、航続距離は29km。ガソリン車のビーノには劣るものの、近場しか使わないのであればありかもと思える値段。補助金などのキャンペーンをうまく使えば格安価格で買えるとの事。
ガソリンのe-Vinoと電動のVinoとの比較
E-Vino(電動) |
ビーノ(ガソリン) | |
排気量(定格) | 0.58kW | 49cc |
最高出力 | 1.2kW(1.6PS)/3,760r/min | 3.3kW(4.5PS)/8,000r/min |
航続距離 | 29km | 260km (リッター58km計算) |
充電時間 | 3時間 | – |
新車価格 | 約24万円 | 約18万円 |
YAMAHA E01
YAMAHA E02
ヤマハは2019年のモーターショーでも2台の電動バイクのコンセプトモデルを発表しており、電動バイクへの意欲的な姿勢が伺えます。
Kawasaki EV project (開発中)
(引用:https://carview.yahoo.co.jp/news/detail/263920084ff73349395148dadba7678afc96900c/)
2019年のEICMAで突然発表されたkawasaiの電動バイク。『EVproject』と題されたこのプロトタイプは、ニンジャ250がベースになっていると言われています。今後発売するかどうかは不明ですが、公式の走行動画などもYoutubeでアップされており、今後の発表が楽しみな1台です。
SUZUKIは、、。
2020年3月現在、スズキのラインナップに電動バイクは含まれていません。2012年に発売された電動バイク『e-Let’s』も現在は生産終了しています。2019年のモーターショーでも電動バイクは展示されていなかったので、暫くは市場を静観するといった感じでしょうか?
BMW C evolution
2020年の2月に警視庁が採用した事で話題になった『BMW C evolution』。2017年に発売された車両ながら、最高速度は129kmで航続距離は160kmと、街乗りなら普通に使えそうな高スペックです。ちなみにギリギリ普通二輪免許で乗ることができます。
C evolution |
PCX ELECTRIC | |
排気量(定格) | 19kW (最高速129km/h) | 0.98kW |
最高出力 | 35 kW (48 PS) / 4,650 rpm | 4.2kW [5.7ps] / 5,500rpm |
航続距離 | 160km | 41km (60km/h走行) |
充電時間 | 4時間半 | 不明 |
新車価格 | 約159万円 | 一般販売なし (70万円程度) |
ハーレーダビットソン LIVEWIRE (日本発売未定)
とっても意見が分かれそうなハーレーダビットソンの電動バイク『LIVEWIRE』です。日本発売は未定ですが、アメリカでは約300万円くらいで販売させれています。wikiによると最高速度は153km、航続距離は235km。う〜ん。私は結構好きですけどね。でもちょっと高いかな〜
排気量/定格 | 58kW(最高速153km/h) |
最高出力 | 78kW ? |
航続距離 | 235km |
充電時間 | 不明 |
新車価格 | 日本円 約300万円 |
豪州発 SUPER SOCO TC
オーストラリアの電動バイクメーカーが作った『SUPER SOCO TC』という電動バイク。デザインはオーストラリア、生産は中国という今時の工業製品の作り方で、安くて高性能なバイクを製造販売しています。日本代理店XEAM(ジーム)にて購入可能です。必要な免許は原付二種で価格は29万円。
排気量/定格 | 1kW(最高速75km/h) |
最大出力 | 4.5kW |
航続距離 | 110km~120km |
充電時間 | |
新車価格 | 29万8000円〜 |
中国 Niu Technologies
チョイノリを彷彿とさせる中国製電動バイク。原付扱いではあるが、航続距離70km/hもあるので、買い物や通勤にも使えそうです。まぁ距離にもよりますけど。グッドデザイン賞も受賞した、スタイリッシュでお手頃価格の電動バイクです。
niu U |
E-Vino | |
排気量(定格) | 0.5kW | 0.58kW |
最高出力 | (最高速41km/h) | 1.2kW(1.6PS)/3,760r/min |
航続距離 | 70km | 29km |
充電時間 | 不明 | 3時間 |
新車価格 | 約18万円 | 約24万円 |
スーパーカブを電動にできるキット!(30万円)
最後に紹介するのが『スーパーカブ』を電動バイクにできるコンバージョンキット。中国上海のメーカーが販売している商品で、スーパーカブにこのキットを装着すると電動バイクになるというもの。値段は日本円で30万円程度で、フレームやタイヤ以外の必要部品が送られてくるそうです。
これが送られてくるキットの内容。まるでプラモデルのように部品を自分で組み立て完成させます。ある程度知識が必要ではありますが、ものづくり好きやDIY好きなら完成車より嬉しいかもしれませんね。非常にカッコいい。原付二種にできるなら買いたいバイクです。
Shanghai Customs
https://www.sh-customs.com/store/product/47
まとめ
さていかがでしたでしょうか?色々と情報を集めてみると、原付やエコを意識した電動バイクより、バイクの楽しさをそのままにした中型〜大型スポーツタイプが今後のブームになりそうです。車でいうテスラのようなイメージなんでしょうか。まぁただバイクにとって音は重要な要素なので、いかに音以外の部分で価値を見いだせるかが重要なテーマになりそうです。
という事で今回はここまで。
最後までお読みいただきありがとうございました。