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運営者(プロダクトデザイナー)
DARADARA
バイク歴7年。職業はプロダクトデザイナー。車用品メーカーで商品開発をしていた経験を生かして記事を書いています!
※記事の信憑性
カスタム・バイク用品系:プロダクトデザイナーとしての知見を使って書いています。
メンテ・整備系:『書籍』で学んだ内容をもとに書いています。
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シリコングリスって何?本記事ではバイクや自転車の整備に使えるシリコングリスの特徴、使い方、デメリットを解説。オススメのグリス紹介や具体的な使用方法もあり。使い方や用途で迷ったらこの記事を読んでください。
- シリコングリスって何?
- 特徴や使い方を教えて!
- デメリットは?
シリコングリスとは?用途や特徴!バイクや自転車の整備に
どうもdaradaraです。今回のテーマは『シリコングリス』についてです。イマイチ良く分かってない!違いって何だっけ?なんて人に向けて、使い方や特徴を記事にしています。
注意:本記事はバイクや自転車の整備用シリコングリスについて解説しています。PC用を探している人はちょっと条件が違うので、別の記事を読んでください。
参考書籍
本記事は、私の愛読書『カスタム虎の穴』の内容をもとに作成しています。素人の勝手な解説ではないのでご安心ください。本の紹介は記事下部で改めて。
特徴:樹脂部品に使える
シリコングリスは樹脂部品(ゴムやプラ)に使えるグリスです。グリスアップしようとしてる部品に、ゴムやプラスチックが使われていたら、基本的にはシリコングリスを使いましょう。
(出典:カスタム虎の穴Ⅱ-vol2 P177)
金属部品同士には万能グリスを使います。万能グリスの解説は下の記事をご覧ください。
▼万能グリスの解説▼
特徴:耐水性が高い
シリコングリスは耐水性や撥水性が高いです。シリコン油の特性上のメリットではあるものの、保護力が高くなるのは嬉しいポイント。
(出典:カスタム虎の穴Ⅱ-vol2 P177)
デメリット:潤滑性能は万能に劣る
潤滑性能は万能グリスの方が高いです。当然、比較するグリスの性能にもよるそうですが、一般的なものと比べるとシリコンの方が潤滑性能が弱いそう。(出典:カスタム虎の穴Ⅱ-vol2 P181)
なので基本は万能グリス。ゴムや樹脂にはシリコングリスっと使い分けるようにしましょう。
具体的な用途
具体的な用途 |
ブレーキキャリパーのスライドピン、フロントフォークのダストシール、オイルシール、ゴム部品全般。 |
定番の使用用途はこちら。自分でフォークやキャリパーのOHをするような人には必須の商品です。
使用上の注意
外から見える部分には使わない方がいいです。これはグリス全般に言えることですが、グリスはゴミがつきやすいのがデメリット。
グリスにゴミがつくと、そのゴミが原因で部品が痛んでしまうこともあります。
例えば、 フロントフォークの露出部にグリスを塗りたくるとかはNGです。ゴミがついて中のオイルシールが痛む可能性もあります。塗るとしても薄〜く。
グリスをつけるべきか迷ったら
分解するときに部品をよーく観察しましょう。部品にグリスがつけられた跡があったり、カピカピに乾いたグリスが残ってたらそこはグリスが必要な部品です。
おすすめのシリコングリス
ここからは定番のシリコングリスを紹介します。これからシリコングリスを買おう!っと思っている人は参考にしてみてください。
デイトナのシリコングリス
価格相場 | 容量 |
約900円 | 30g |
私が使っているシリコングリスです。正直性能はわかりませんが、デイトナなら大丈夫そうだから使っています。とはいえ、比較的安価な部類に入るので、高い性能を求める人には向いてないかも。
趣味で時々バイクをいじる!なんて人には丁度いい商品だと思います。ペースにもよるけど1本買えば当分使えます。
キタコのシリコングリス
価格相場 | 容量 |
約300円 | 5g |
キタコのシリコングリス。量が少ないので、単発で使いたい人や使用頻度が低い人にオススメです。
ワコーズのシリコングリス
価格相場 | 容量 |
約3,000円 | 100g |
ワコーズのシリコングリス。高負荷がかかる部品に使う人、がっつり本格的な整備をしたい!って人はいいものを使ったほうがいいかも。
バイクで使う主なグリスは3種類
- シリコングリス・・・ゴムやプラの部品に
- 万能グリス・・・金属同士の部品に
- 焼き付き防止グリス・・・マフラーのボルトなど
素人ができるレベルの整備で使うグリスはこの3種類です。これからバイクの整備を始めたい!どんなグリスを買えばいいか分からない!なんて人はこの3種類から集めるといいかも。
余談ですが、バイクの整備にはモリブデンを使うことはほとんどないらしいです。エンジンか駆動系くらいにしか使わないそうですよ。(出典:カスタム虎の穴Ⅱ-vol2 P148)
▼万能グリスの解説▼
▼焼き付き防止グリスの解説▼
▼モリブデングリスの解説▼
参考文献の紹介
最後に本記事の参考文献『カスタム虎の穴』の紹介です。カスタム虎の穴は月刊オートバイで連載されていたバイク漫画。本記事のような、整備やカスタムをする上で身につけておきたい知識を詳しく紹介してくれています。
ちなみにグリスの内容が書かれているのは『カスタム虎の穴Ⅱ-vol2』。実際にワコーズの監修?協力がついており、信頼できる内容となっています。
本記事で紹介したのはほんのさわり程度。本の中ではもっっっっっと詳しくグリスについて解説されているので、より詳しく知りたいって人は読んでみてください。約100ページくらい使ってじっくりグリスの解説です(笑)。
▼カスタム虎の穴のレビュー記事▼
まとめ
- シリコングリスって何?
→プラスチックやゴムに使えるグリス - 特徴や使い方を教えて!
→耐水性が高いのが特徴
→ブレーキキャリパーなど - デメリットは?
→万能グリスより潤滑性能は劣る
今回の記事をまとめると上のようになりました。グリスの特徴や使い方って意外と情報が少ないですよね。あっても解説がマニアックすぎてよく分からない。。私も少し前まではそうだったので、同じような境遇の人のお役に立たのであれば幸いです。
ということで今回はここまで。最後までお読みいただきありがとうございました。