記事内に広告を含みます

運営者(プロダクトデザイナー)
DARADARA
バイク歴7年。職業はプロダクトデザイナー。車用品メーカーで商品開発をしていた経験を生かして記事を書いています!
※記事の信憑性
カスタム・バイク用品系:プロダクトデザイナーとしての知見を使って書いています。
メンテ・整備系:『書籍』で学んだ内容をもとに書いています。
★プロフィール詳細
★記事作成に使っている書籍
★Youtube / X(Twitter)
トルクレンチって正しく使えてる?本記事ではトルクレンチの間違った使い方を5つ紹介。カチカチはダメ?保管するときはそのまま?正しく使わないとネジを締めすぎちゃってるかも!
- トルクレンチに間違った使い方なんてあるの?
- カチカチって締め付けるだけでしょ?
- プリセット形のトルクレンチを使ってる
トルクレンチの間違った使い方5選!
どうもdaradaraです。今回はバイクや車の整備に欠かせない『トルクレンチの間違った使い方』をテーマに記事を書いていきます。比較的初心者向けの内容になるので、上級者の方は知ってる内容かもしれません。
『カチッカチッ』って2回やるのはNG

プリセット(機械式)のトルクレンチは、締めすぎに注意しましょう。カチッと1回なったらそれで完了。繰り返しカチカチっとやるとオーバートルク(締めすぎ)になってしまいます。
メモリが合ってても、繰り返し締めるとトルクが増えてしまうので注意。
トルクレンチはトルク確認ツールじゃない

トルクレンチは締め付け量の確認ツールではありません。すでに締まっているネジの締め付けトルクは、トルクレンチでは測ることができないので注意。
どうしてもトルクを再確認したいときは、一旦ネジを少し緩めてからもう一度トルクレンチでカチッと締め付けましょう。
緩めるときに使っちゃダメ

プリセットトルクレンチは締め付け専用の場合が多いです。ネジを緩める時に使わないようにしましょう。トルクレンチの破損の原因になる場合があるそうです。
切り替え機能付きなのでやってしまいがちなので注意しましょう。逆ネジにも対応していないものもあるそうですよ。
弾みをつけて締めちゃダメ

トルクレンチはゆっくり力を入れましょう。弾みをつけたり、体重をかけて回すと正しくトルクが測れない場合もあるそうです。締め付けすぎを防止するためにも、弾みで押さずにじわーっと力をかけましょう。
握る場所も重要!

トルクレンチは握る位置も計算して作られています。グリップの中央を握って垂直に力を入れましょう。他の場所に力を入れると正確なトルクが測れません。
特に、車のホイールなど高トルクで締付ける場合に注意が必要です。回転軸とグリップの位置が変わるようなアダプターを使うのもNG。
使ったらそのまま保管するのはNG

トルクレンチを使ったらメモリを最低トルクに合わせて保管しましょう。締め付けた状態、緩めすぎた状態で保管すると中のバネに負荷がかかりトルク値が狂ってしまう場合があります。
これは結構やりがちなので注意。トルクレンチが狂ってたら何にも意味がなくなってしまいます。
プレート式はグリップがくっ付かないように

(引用:TONE取扱説明書)
プレート式のトルクレンチはグリップに注意。上の画像のように、締め付け時にグリップがバーにつかないように使いましょう。グリップがバーに触れると正しいトルクを計れません。
プレート式は安くてトルク範囲も広いから便利なんですけど、メモリも読まないといけないし、グリップも意識しないといけないので、慣れないと結構使うのが難しいです。あと場所も選ぶかな。
ちなみに私はこの2つのトルクレンチを使ってます。
設定範囲の広いトルクレンチは誤差に注意
使用方法とは直接異なりますが、設定トルク範囲が広すぎるプリセット形のトルクレンチは、誤差が大きくなりやすいそうです。(10Nm~100Nmまで使えるものなど)
個人レベルでは、トルクレンチの正確性を検証するのは難しいので、できるだけ狂いにくいもの、安くても信頼できそうなブランドのトルクレンチを買ったほうが良さそうですね。
まとめ
- トルクレンチは正しく使わないと意味がない
- カチカチは1回まで
- プリセット形は保管時に注意!
今回の記事をまとめるとこのようになりました。どうでしょうか?今まで正しく使えてましたか?私はこれをやるまでカチカチは2回やってました。。
確認しないと不安なんですよね。。今後は1回以上やらないように注意したいと思います!
という事で今回はここまでです。最後までお読みいただきありがとうございました。