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運営者(プロダクトデザイナー)
DARADARA
バイク歴7年。職業はプロダクトデザイナー。車用品メーカーで商品開発をしていた経験を生かして記事を書いています!
※記事の信憑性
カスタム・バイク用品系:プロダクトデザイナーとしての知見を使って書いています。
メンテ・整備系:『書籍』で学んだ内容をもとに書いています。
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シリコンスプレーが使えない場所は?本記事ではシリコンスプレーを使えない場所を理由付きで紹介。シリコンスプレーを使いこなしたい人へ
- シリコンスプレーを使えない場所は?
- 理由も教えて!
シリコンスプレーを使ってはいけない場所!

どうもdaradaraです。今回は私が大好きなシリコンスプレーについての記事です。
便利なシリコンスプレーの『使わない方がいい場所』についてまとめています。
1.滑ったらやばい場所

具体例 |
タイヤ、ペダル、ブレーキ、フローリングなど |
シリコンスプレーを吹き付けた場所は滑ります。タイヤ、ブレーキ、ペダルなどに使うのは危険です。
摩擦がなくなるとヤバイ場所、滑ったらやばそうな場所には使わないようにしましょう。
2.詰まったらやばい場所

具体例 |
鍵穴、精密部品 |
シリコンスプレーを使うとゴミやホコリが付着しやすくなります。
鍵穴などの精密部品に使うのはNG。ゴミを巻き込んで動きが悪くなってしまうor壊れる場合があります。

鍵穴には鍵穴用の潤滑剤がオススメです!
▼合わせて読みたい記事▼
3.染み込んだらやばい場所

具体例 |
木材、紙、大事なもの |
シリコンスプレーは素材に染み込む場合があります。跡が残るかもしれないので、木材、紙に使うときは注意しましょう。
4.水がかかる場所

具体例 |
水回り、濡れる場所 |
シリコンスプレーは水に弱いです。水がかかるとすぐに流れちゃうので、水がかかるところに使ってもあまり意味がありません。
逆に考えると、間違えて吹き付けちゃっても洗い流せば落ちるってことになります。
5.サビ防止には逆効果かも

具体例 |
金属表面(フロントフォークなど) |
個人的に、シリコンスプレーの防錆効果は低いと思っています。
理由は以前検証した時に、何も塗ってない金属より、シリコンスプレーを塗った金属の方が早く錆びたからです。

これがその時の画像です。色々塗った結果、最も早く錆びたのがシリコンスプレーでした。(画像左端がなにもしてない金属です。)
昔はFフォークにシリコンスプレーを塗ったりしていましたが、今は使わないようにしています。防錆を狙って使ってる人は要注意。
▼検証した記事▼
556との違い

556は浸透潤滑剤で、シリコンスプレーはコーティング剤です。
556は物と物の隙間に浸透して滑りをよくします。硬いネジを外す時に染み込ませて、外しやすくするような使い方です。浸透して潤滑させるから浸透潤滑剤です。
シリコンスプレーは、物の表面の滑りや艶を出すときに使います。
シリコンスプレー=滑りが良くなる艶出し剤だと覚えておくといいかも!
シリコンスプレーの用途

用途 | 使える素材 |
自動車、オートバイ、自転車、家具、建具、工具、農機具、断裁機、ミシン、敷居、釣用リール、キャスターなどの潤滑や金型などの離型 | 金属、ゴム、プラスチック、木、紙 |
主に素材に『滑り』や『艶』を出したい時に使います。幅広い素材に気軽に使えるのが特徴。
ちなみに私は以前、どうでもいい革靴の艶出しに使ってました。革には良くないみたいなので良い子は真似しないように。

車やバイク好きなら樹脂部品に使ってみてください。紫外線で劣化した部品が綺麗になります。車やバイクが好きなら1本持っておいて損はないです。
ただ、雨が降ると落ちちゃうので耐久性がほしい人は専用品がオススメです。
▼合わせて読みたい記事▼
特性を理解して使おう!

上で紹介した以外の場所ならどこでも使えます。迷ったときはこの記事を思い出してみてください。
例えば、タイヤを艶々にしたい!って思いついたとします。
『タイヤにシリコンスプレーは滑るから危ないよな〜』
『地面に触れない側面だけなら大丈夫そう?』
『でもシリコンスプレーは水に弱いから、雨で流れて接地面やブレーキについたらヤバそうかな?』
こんな感じです。自分なりに考えて答えを出して使うようにすると、シリコンスプレーを使いこなせるようになります。
一家に1本は556よりシリコンスプレー!是非活用してください。
ということで今回はここまでです。最後までお読みいただきありがとうございます。