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運営者(プロダクトデザイナー)
DARADARA
バイク歴7年。職業はプロダクトデザイナー。車用品メーカーで商品開発をしていた経験を生かして記事を書いています!
※記事の信憑性
カスタム・バイク用品系:プロダクトデザイナーとしての知見を使って書いています。
メンテ・整備系:『書籍』で学んだ内容をもとに書いています。
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どうもdaradaraです。
バイクのチェーン掃除に使うチェーンクリーナーの洗浄力を比較しています。チェーンクリーナーの種類の説明や選び方から、石油系とアルカリ系チェーンクリーナーを実際に使って洗浄力の違いを検証しています。どんなチェーンクリーナーを使えばいいかわからない!という方におすすめの記事です。
- チェーンクリーナーはどれを使えばいいの?
- おすすめのチェーンクリーナーはどれ?
チェーンクリーナーの種類と選び方
水が使えない場合は『石油系』がおすすめ

マンション住まいの方や、離れた駐車場で保管している方など、気軽に水が使えない方には、石油系クリーナーがオススメです。油汚れを油で落とすという考え方の洗浄剤です。缶スプレータイプのものが一般的で、このタイプは水なしで洗浄することができます。水洗いに対応している製品であれば、『洗車の時は水あり』で『普段は水無し』などと使い分けて使用可能です。
水洗車派の人は『アルカリ系』がおすすめ

泥汚れや、土埃などのカスを水で一気に洗い流したい!という水洗い派の人はアルカリ系がオススメ。マジックリンと似たような成分で、油汚れを浮かせて分解して洗い流します。こちらの製品は必ず水で洗い流す必要があるので、戸建などの水が使い易い環境でバイクをメンテできる人に向いている製品です。アルミ部品との相性が悪いので、アルミ部品には使わないようにしましょう。
石油系とアルカリ系の洗浄力比較

『石油系』と『アルカリ系』の2種類があるチェーンクリーナーですが、その洗浄力はどのくらいなのでしょうか?今回はこの2つの製品の洗浄力を比較してみます。
今回使ったもの

- WAKO’S(ワコーズ)チェーンクリーナー (1本2000円程度)
- MOTOWN(モータウン)チェーンデグリーザー (1本1000円程度)
今回使ったものは『石油系の WAKO’S(ワコーズ)チェーンクリーナー』と『アルカリ系のMOTOWN(モータウン)チェーンデグリーザー』です。どちら人気商品で、それぞれを代表する製品なので2つを選びました。
検証方法は、それぞれの商品を実際にチェーンに吹き付けて、チェーンを洗浄し、洗い上がりに違いがでるかどうかを検証します。
製品の仕様
![]()
MOTOWN(モータウン)チェーンデグリーザー | ![]()
WAKO’S(ワコーズ)チェーンクリーナー | |
価格 | 約1000円/500ml | 約2000円/330ml |
種類 | アルカリ性 | 油性 |
成分 | 植物性界面活性剤、防錆材 | 石油系溶剤、非イオン系界面活性剤、防錆材 |
シールチェーン | 対応 | 対応 |
チェーンクリーナーに比べて、チェーンデグリーザーは値段が安いのが特徴です。もともとワコーズ製品は高級品なので、どうしても価格差が出てしまします。ちなみに、どちらの製品もシールチェーンに対応していて、防錆効果を謳っています。
WAKO’S チェーンクリーナーの使い方

製品をよく振って、チェーンを回しながら全体に吹きかけます。この製品を使った掃除方法は以前紹介しているので、詳しくは下のページをご覧ください。今回は比較用に、半分マスキングしています。

吹きかけたらブラシで擦って汚れを落とします。落とした汚れはウエスで拭き取っても、水で流しても大丈夫です。最後に必ずチェーンルブで注油しましょう。私はワコーズのチェーンルブを使っていますが、その辺はお好みで。
チェーンデグリーザーの使い方

チェーンクリーナー同様、チェーンを回しながら、全体に吹きかけます。吹きかけたら1~3分程度放置し、汚れが浮いてくるのを待ちます。アルミ部品にはできるだけかからないようにしましょう。シミや色落ち、腐食の原因になります。今回は検証用に半分だけ施工しています。

1~3分放置したらブラッシングして汚れを取り、水で洗い流します。チェーンデグリーザーは必ず水で洗い流してください。洗い流したらウエスで水を拭き取って、チェーンルブを拭きかけて作業完了です。
効果比較

水で洗い流した結果がこちらです。左がチェーンデグリーザー、右がチェーンクリーナーです。もう少し差が出るかと思いましたが、洗浄効果は同じくらいでした。

使用前と使用後の比較写真です。若干洗い残しはありますが、使う前に比べてかなり綺麗になっているのが分かります。

別角度からパシャり。
いいですね〜。水洗いは見た目が綺麗になって嬉しいです。全然関係ないですけど、チェーンってかっこいいですよね。男の子が好きなギア感があるというか。財布にチェーンつけてた中学生時代を思い出します。。
万能なのは石油系のチェーンクリーナー

おすすめを教えて!と言われたらチェーンクリーナーをオススメします。水あり、水無しどちらでも使えるので便利です。値段がネックになるチェーンクリーナーですが、ワコーズのチェーンクリーナーは1本あれば、1年は持つのでそんなに高くはないと思います。(仕様頻度によりますが)
それでもワコーズはちょっと。という人にはKUREやAZのクリーナーがおすすめです。今回の検証では使っていませんが、どちらの製品もアマゾンで高評価。556で裏切られてからKURE工業へ信頼は低いので、私ならAZのクリーナーを購入すると思います。

こちらが今回使ったチェーンデグリーザーです。私はこの商品がとても気に入ったので、今後しばらくこれを使ってみます。
チェーンデグリーザーの注意点として、使うルブによって効果が実感できない事があるそうです。粘性の強いルブや特殊なルブを使っている人は注意してください。ちなみに私はワコーズのチェーンルブを使っていましたが、効果は実感できました。
今回の検証で使ったその他のアイテム
→今回の検証でも使ったブラシです。これは超安くて超便利なので1本あると便利ですよ!
→ワコーズのチェーンルブです。小さく見えますが、これも1本あれば1年くらいは持ちます。そんなにドバドバかけるものでもないので。私は2年くらいこのルブを使ってましたが、チェーンのサビは出てません。
さて、いかがでしたでしょうか?
今まではチェーンクリーナーを使っていたので、今後は試しにチェーンデグリーザーを使ってみようと思います。また何かあればここに追記します。バイクのチェーンクリーナーでお悩みの方の参考になれば幸いです。
それでは今回はここまで、最後までお読みいただきありがとうございます。